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【発達障害児の親】こんなことで悩んでいませんか?#7~子どもがトラブルに巻き込まれたら、親はどうすればいい?~
はじめに
親御さんが、発達障害のある子どもを持つということは、多くの挑戦と学びが伴います。特に、子どもが肝心なときに限って状況や思いをうまく表現できず、トラブルに巻き込まれることがあります。このブログでは、そんな時に親御さんがどのように対応すればいいのか、具体的な例を挙げながら考えてみたいと思います。
1.トラブルの背景を理解する
例えば、ある日、クラスメイトから「明日ゲームを持ってきて遊ぼうよ」と言われたお子さんが、翌日その言葉を信じてゲームを学校に持って行きました。ところが、学校の規則でゲームは禁止されているため、先生に見つかって怒られてしまいました。
このような場合、子どもはただクラスメイトの言葉を信じて行動しただけで、悪意はありません。まずは何が起こったのか、子どもの話をしっかりと聞いてあげることが大切です。
2.子どもの言葉を信じる
また、ある日、お子さんがクラスメイトとけんかになり、「○○君が先に手を出したんです」と先生に言われてしまうことがありました。しかし、実際にはその前に周りの子がしつこく嫌なことを言ったり、からかったりしていたことが原因で、お子さんが我慢できずに手を出してしまったのです。
発達障害のある子どもは嘘をつくのが苦手なので、まずはお子さんの話を信じて、しっかり耳を傾けることが重要です。
3.怒る前に冷静に話を聞く
例えば、お子さんが学校にゲームを持って行ったことが発覚した際、「どうしてゲームを持っていったの?だめだって言ったでしょ」と怒るのではなく、「どうしてゲームを持っていったのか教えてくれる?」と冷静に尋ねてみましょう。すると、お子さんは「友達が持ってきてって言ったから」と理由を話してくれるかもしれません。
こうすることで、お子さんは自分の思いを伝えることができ、親御さんに理解してもらえたと感じることができます。
4.嘘を見抜き、理解を深める
発達障害のある子どもは、しばしばすぐにばれるような嘘をつくことがあります。例えば、お金が無くなっていることに気づいて「どうしてこのお金が無くなったの?取ったでしょ」と責めたときに、「知らない」と言い張ることがあるでしょう。
しかし、後で「実は着払いの荷物が来たので、そのお金で支払った」という事実が分かることもあります。嘘を責める前に、まずは状況を穏やかに確認し、お子さんの話を丁寧に聞いてみてください。
5.親として絶対的な味方でいる
親御さんは、お子さんにとって絶対的な味方であるべきです。例えば、学校から「お子さんが他の子を叩いた」と連絡が来た場合、「まさかうちの子が」と思うかもしれませんが、まずは「待てよ」と思って状況を冷静に確認してみてください。お子さんに「何があったのか教えてくれる?」と尋ねることで、「嫌なことを言われてずっと我慢していたんだけど、どうしても耐えられなくなってしまった」という事情が分かるかもしれません。
こうすることで、お子さんは親御さんに支えられていると感じ、自信を持って社会に出ることができるでしょう。
最後に
発達障害のある子どもは、特に周りの理解と支えが必要です。親御さんが冷静に対応し、子どもの声に耳を傾けることで、子どもは安心して自分の気持ちを伝えることができるようになります。これは、将来社会に出る際の自信にもつながります。お子さんの味方として、ぜひとも理解と支えを提供してあげてください。