週末の勉強会のテーマはビットコイン
今週末予定の、横浜市民対象のビットコインの勉強会は2度目です。
前回の参加者からは、背景、論文、基本技術、問題点など、内容が多すぎ、キーワードがいくつか頭に残ったが、ほとんど理解できなかったとの話。
今回は方針を大転換、説明で使う図は4枚だけにします。
2008.10ビットコイン論文、Napstar、Winny、ブロックチェーンです。
他の図は全て、質問された場合の予備です。
つまり、質問されなければ4枚だけ見せて終わりです。
ビットコイン論文の目的は「ネット上で信頼できる第三者なしに取引ができる」、つまり「非中央集権を実現する」ことだと説明します。
次に、目的実現のためには「Peer to Peerネットワーク(P2P)上での二重支払い問題」の解決策を理解してもらいます。
そして、ビットコイン論文の主題はその解決策の提案だと説明します。
二重支払い問題の解決策は「最初の支払いだけを有効にすればよい」ことをわかってもらいます。
次に、ビットコインの背景であるP2Pネットワークを説明します。
1999年に生まれたNapstarは1つだけの台帳を中央で管理しています。
だから、非中央集権システム実現までの道は遠いと分かると思います。
また、ショーン。パーカーはFacebook初代CEOになったりと、ビットコインに関わる余裕はなさそうです。
次にWinnyのP2Pネットワークを説明します。
1つだけの台帳を多くのノードで分散管理しており、ビットコインと構造が近い、と分かってもらいます。
そこでもしあなたが金子勇で、Winnyに触ることが許されなかったら何をするか、考えてもらいます。
見破られるでしょうが、「私が金子勇だったらビットコインを作るしかない」と誘導してみます。
このように説明して、基本だけを理解してもらう予定です。
【マガジン】BITCOIN
ビットコインシリーズ序文
ビットコイン誕生前夜 Winny
ビットコイン誕生前夜 Napster
ビットコイン論文の先頭1ページを読むと見えてくること
ビットコイン実現のために解決すべき 二重使用問題
Peer to Peerネットワーク ブロックチェーンの基礎技術 その1
大福帳 ブロックチェーンの基礎技術 その2
ビットコイン マイニングとは
ビットコイン相当の 新たな暗号資産を作る方法
ビットコインとイーサリアム
ブロックチェーン ブロックを覗いてみる、コードを書いてみる
ビットコインで隠れ事件発生 オーバーフロー事件
ビットコインの隠れ事件2 チェーン分岐事件
ビットコインに関連した事件
法定通貨より仮想通貨はと考える人もいる
ビットコインとWeb3.0
週末の勉強会のテーマはビットコイン(本記事)
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