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noteMap 開発を始める前にGoogleアプリやサービス全体の理解⑪


初めに

Googleからは様々なアプリが提供されています。
今や、Googleなしで生活できないほどお使いの方は多いかと思います。
Googleを使いこなすには、サービス全体像の理解が必要です。
開発を本格化する前に、Google Mapsの位置づけと開発環境を理解し、設定事項を把握します。

Googleアプリ・プロダクト一覧

一般向けには次のアプリが提供されています。

ビジネス用には以下です。

開発者向けにはこれらが提供されています。

Google Cloud(とGoogle Maps Platform)

Googleがクラウド上で提供するサービスはGCPと呼ばれています。
Microsoftがクラウド上で提供するサービスはAzureと呼ばれています。
Amazonがクラウド上で提供するサービスはAWSと呼ばれています。
世界シェアは23年末でAWS:32%、Azure:24%、GCP:12%です。

Google Maps Platdormは世界各国の地図やストリートビューなどをAPI形式で手軽に利用できる地図サービスです。
AmazonもLocation Serviceと呼ぶAmazon Maps Platformを提供しています。
MicrosoftもAzure Mapsと呼ぶMicrosoft Maps Platformを提供しています。

Google CloudとGoogle Mapsは別のサービスですが、Google MapsはGoogle Cloudにプロジェクトを作って管理する必要があります。
Maps JavaScript API のご利用にあたっては、請求先アカウントと Maps JavaScript API が有効なGoogle Cloud プロジェクトが必要です。
新しい Google Cloud プロジェクトはCloud コンソールで作成します。

Google Cloudにプロジェクトを作成する

🖱https://console.cloud.google.com/ と入力し、Google Cloudを開きます。
 ログインしていなければログインします。

🖱My First Projectを選択します。

🖱新しいプロジェクトをクリックします。

🖱プロジェクト名を入力して、作成をクリックします。

プロジェクトが作成できました。

請求先アカウントを作成する

Google Mapsの利用は無料ではありません。
$200/月までの無料枠があります。
無料枠内で使っているうちは請求額は¥0です。
枠を超えた場合に請求する先を登録するのが請求先アカウントです。

🖱画面中央の項目 > 課金 または 画面左上のメニュー > 課金 を選択します。

🖱請求先アカウント>アカウントを作成 > 連絡先情報やクレジットカード情報などを入力してアカウントを作成します。

プロジェクトへのアクセス権の付与方法

IAMとはGCPの「認証」と「認可」の設定を行うサービスです。

🖱画面左上のメニュー > IAMと管理を選びます。

🖱ロールを設定します。

Google Maps Platform

Google Maps Platform」はGoogleが提供する地図情報サービスです。
APIを利用することでアプリに下記の地図機能を追加することができます。
・地図の表示
・マーカーの配置や線/図形の描画
・道路経路の表示
・ストリートビュー(実景色のパノラマ写真)の表示

Google Maps Platformの料金と無料枠

Google Maps Platformは 1ケ月毎200ドルの無料枠があります(2024.10.6)。
範囲内での利用であれば費用は必要ありません。
最初の90日間はトライアル期間として$300分を無料で利用できます。
Google Cloud の無料プログラム

◆Google Maps Platform の料金

APIキーの取得とAPIの有効化

🖱Google Maps Platformを開きます。
🖱使ってみるをクリックします。

🖱APIとサービスをクリックします。

🖱Maps JavaScript APIを有効にします(有効になるとDISABLEと表示)。
 他にGeocoding API、Direction APIを有効にします。
🖱どれかのAPIのkeysをクリックします。

🖱APIキーをクリックします。

APIキーが作成されました。

このキー値は使えません。

終わりに

Google Maps開発環境の理解のために、GCPにおける位置づけや何のための設定なのか調べてみて、以下の概要が把握できました。
・Google Cloudプロジェクトの作成
・アカウントの作成
・API キーの取得

生活時間の内訳を考えてみると、ネットに触れる時間の多さに気づきます。
そのネット時間のほとんどはGoogle、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftだと気づいているかと思います。

その時間は検索エンジン、メール、地図などのWeb上のアプリの利用です。
それらのアプリはGCP(Google)、AWS(Amazon)、Azure(Microsoft)として体系化され、クラウドサービスとして提供されていることが理解できました。
AWSやAzureは調べていませんが、GCPとほぼ同等ではないかと思います。

最近はこのサービスにAIが加わり、サービス競争が激化しています。


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