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アクションツクールMVの説明書 ④.完全オリジナルのものなんてない

どうも、こっこです。 

【前回の内容】
プレイヤーを動かすまでを説明しました。前回までの三記事が基礎中の基礎になるのでまだ読んでいない人は是非読んでみてくださいね♪

さて、今回は前回作ったものを応用するにあたって重要な心得を説明します。人によっては反論したいかもしれませんが、上達するためには必須ですので是非読んでいただけたら、と思います。


今回の内容

・最初は模倣から開始。全部オリジナルは厳しいです。
・ただし丸パクリはNG。構成・構造などの本質的な部分を参考にしましょう。
・ポイントは本質を理解することです。
・アクションツクールはサンプルを参考にしないとムリです。

詳しく読みたいお方以外は次にいきましょー!


前書き

こっこが意味不明なことを言っているって思いませんでしたか?

思った人は正直者でよろしいです。

案外教えてくれる人が少ない内容ですが、これができるかどうかで今後の成長具合が分かれます。

ボクも最初見たときに「なんだこれ」って思いました。
ただ、その感情から3年くらい経った今になってめちゃくちゃ大事だと実感しました。

なので、今は「本当か?」と思いながらでいいので進んでいきましょう。


模倣なくして創造なし

この言葉は初見で「は?」となった言葉です。

当時はすべて完全オリジナルのつもりで作っていました。
なのにこの言葉が出てきて腹立たしいくらいでした。

何が模倣だって。

結果は大体撃沈です。
完成するものは意味不明な作品ばかりですので。

そこで「TTP」という言葉を聞きました。

なにそれ?

徹底的にパクるです。

いいや、アンタウィッシュの人か! と突っ込まれそうです。

今回「パクる」と言うと丸コピって感じになるので考えどころですが、丸コピはしません。

パクるのは本質的な部分です。

本質的な部分というと構成や構造といった外面ではなく、内面を参考にしていくのです。

例えばお城を建てたいとなりました。
それを完全オリジナルで作ることはできますか?

おそらく無理か、似た部分が絶対に出てきます。

まず土台の設計ですが、規格や安定する配置があります。それを理解するには建物に触れる必要があるのです。

図を作成するのも建物の知識がないと作れません。
ここで既に参考にする必要があるのです。

あとはデザイン面です。これも風情のあるデザインにしたいってなると既存の城や建物を参考にすることになります。
もし完全オリジナルで作ったとすれば不格好になりかねないのです。

とこんな感じで完全オリジナルなんてムリな話です。

横スクロールで十字移動なんて山のようにあります。

加えて大半のコマンドRPGがドラクエ基調ですし、そのドラクエでさえ過去の作品を参考にして作っているのです。

なので模倣しましょう。

アンタはプライドがないの?

ないです。

作りたいものがあるのに何も参考にしないのは愚の骨頂です。
自己防衛のプライドを守り、自己流に走ってしまうのは危ない道です。

なので捨ててしまいましょう。
手段を選んでいる場合ではないのです(ただし犯罪はダメ)。


なんでこんなことを言うのか

理由は簡単、
アクションツクールはサンプルを参考にしないと無理ゲーだからです。

マジでこれなんです。

ある程度Unityとかでやってきた人なら分かるかもしれません。
しかし、そうでない限りどうしようもありません。

RPGツクールは模倣なんてなくても感覚で作れます。

なぜなら最初から草原がありますし、最初からプレイヤーが動きますし、何よりデータベースが超簡単だからです。

中身のクオリティを問わない限り誰でもできるレベルです。

しかし、アクションツクールはそうはいきません。

激ムズのデータベースを作成して、プレイヤーもマップも作らない限りないのです。

確かにチュートリアルで色々教えてくれます。
こなせば最低限の動きができます。
(逆に言えばチュートリアルを飛ばすと最低限の動きもできません)

しかし、チュートリアルが終わったからどうするの? となるのです。

で、サンプルゲームを見て絶望するまでがセットです。

なんじゃこりゃあ!!

そのため、簡単なところから参考にしない限り何も作れません。
それがアクションツクールです。

だからプライドなんて捨てて模倣から始めることを口酸っぱく言ったのです。

反論したい気持ちも分かります。

ただ、ボクが完全オリジナルのRPGで二回失敗している人なので経験も踏まえて学んだことを言っているのです。

素直にこなしていくかははあなた次第です。

それによって成長スピードも変わってくるので作りたい作品のために学んでいきましょう。


まとめとお詫び

あー、終わったー!

ボクあんまり厳しいことを言うのは好きじゃないですし、そんな偉くもないので書きたい内容ではないのです。

ただ言わないといけません。

だってこれ、自力で作れるようになるマニュアルですから。

今回は制作の内容というよりも心得って感じで申し訳ございませんでした。大事なので書いておきましたが、耳が痛くなった人も多いのではないでしょうか。

さて、こんな話はこの項でおしまい!
次回からは基礎を応用してゲームにしていきましょう。
以上です。

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