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自分の劣等感に気づく VS 気づかない、心がだんぜん楽なのはどっち?

記事に訪問していただきありがとうございます。
今回は劣等感について、わたしの経験をもとに実感していることをお話してみようと思います。

実はわたし、激しい劣等感の持ち主でした。
しかしかつてのわたしは、自分の劣等感に全く気づいていませんでした。

無意識のうちに人と比べては、悔しがったり、嫉妬したり、落ち込んだり、イライラしたりしていましたが、
それが劣等感からくるものだということを、自覚できていませんでした。

「劣等感」は、ネガティブなイメージがあって、
できれば自分とは関係のないものであってほしいと思っていたんです。そんな切ない思いから、意識の上では、劣等感を自分から切り離そうとしていました。

ですが、その切り離そうとした劣等感は無意識へと追いやられ、無意識の領域からわたしの感情を揺さぶってきました。これが、悔しがったり、嫉妬したり、イライラしたりする原因だったのです。

それが後に、心理学を学ぶようになって、はじめて、自分はかなり激しい劣等感を抱いていることがわかりました。

この事実に直面した時は、かなりショックでした。
まさか、自分がこんなに激しい劣等感を抱えていたとは、正直驚きました。そして、落ち込みました。。


劣等感を自覚するようになってから

しかし、だんだんと自分は激しい劣等感があることを認識していくうちに、つらい事実とは逆に、こころは楽になっていきました。

感情に、振り回されにくくなったのです。

例えば、
無意識のうちに人と比較して、悔しがったり、落ち込んだり、嫉妬したりしても

あー、そうだ、これは劣等感のせいでこんな気持ちになっているんだ、

と、劣等感を意識化することで、それ以上落ち込むことも、悔しがることも、嫉妬することもなくなりました。また、無理に気持ちを抑圧して隠すことも、自己嫌悪になることもなくなりました。

劣等感の症状なんだと自覚すると、それ以感情を揺さぶられることがなくなっていったんです。

また、人の失敗や出来ない人を見て優越感を感じたときも、劣等感のせいで感じていることだと気づけば、

優越感を感じるのも無理はない、
劣等感で傷ついた心が優越感で癒やされているんだから、とわかリます。
そして、無理に自分の気持ちを隠す必要もなくなりました。
(かつては、優越感を感じたときは、えげつない自分がいやで優越した気持ちを必死で隠そうとしていました。)


劣等感に気づいていないと

一方、劣等感に気づいていないと、悔しさや落ち込みや嫉妬心に揺さぶられて、不安定な気持ちになり、さらに劣等感を強めてしまいます。

また、人に対して優越感を持ってしまうと、嫌なやつになってしまうこともあります。

劣等感を自覚せずに生活していくということは、得体のしれないものに、自分の感情が支配されている状況、といっても過言ではありません。
劣等感を感じた時は、なんとも言えない、不快な気持ちになって、そのたびに、心の傷が痛んでつらい思いをしています。


劣等感を抱えていてもいい、そのことに気づいているだけで心は楽になります。

このように、劣等感に気づいているか気づいていないかで、日常生活のインパクトは大きく変わってきます。劣等感を抱えていてもいい、気づいていれば、自分の感情をコントロールすることができ、心は楽になります。

劣等感に気づくためには、
自分の悔しさ、落ち込み、嫉妬などの気持ちに気づいて、なぜこんな気持ちになるのか、自分の気持ちと向き合えるといいですね。

ただし、今まで無意識に追いやっていた劣等感と直面するのはショックなことなので、
気持ちを深堀しながら、自分と向き合う時は、親しい人に話を聞いてもらったり、メンタルヘルスコーチなどの専門家に一緒に気持ちを抱えてもらうのがおすすめです。

劣等感があっても大丈夫。劣等感を持っていることをわかっていれば、感情に振り回されず、自分をしっかりたもつことができます。
劣等感、あるかもと思ったら、自分の感情を感じてみてくださいね。
わたしの劣等感は、かなり和らぎましたが、まだ少し劣等感に片足を突っ込んでおります^^;

どうやったら劣等感がやわらぐか、については、次回以降にまたお話ししたいと思います。

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