メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種1-2「社会的責任・法令順守とリスクマネジメント」
世の中の変化によって、本格的に議論されているのが企業の社会的責任です。解りやすく表現しますと、消費者や取引先、投資家や社会、従業員などの利害関係者にせ筋ある行動を取ることと説明責任を果たしていくことです。
経済界では普及が進んでいて、経済産業省も研究会を発足させるなど、国ぐるみでの取り組みが進んでいます。
企業の社会的責任はメセナや法令順守にとどまらずに、企業戦略の重要な施策であるといって良いでしょう。
社会的責任という観点から見ますと、従業員も利害関係者の一人であります。従業員に対しても、責任ある行動を取れる企業は社会からも高い評価を受けることができます。
コロナ過を経て、企業の社会的責任を更にポジティブにしようとする「健康経営」という考え方が、唱えられるようになっています。
最近ではSDGzにおいても、従業員の健康管理が議論されるようになっています。「人々の完全かつ、生産的な雇用と働き甲斐のある人間的な雇用」などが含まれています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。従業員の健康は、そのまま企業の健康につながります。戦線離脱が相次ぐ職場では、安定した経営ができるわけがありません。こうした点からわかるように、従業員も利害関係者であるのです。