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あなたは戦争に興味がないかもしれないが、戦争はあなたに興味がある *本と内容は関係がありません

私たちの個人情報は狙われている。

当社ではクライアントにプライバシーの研修をしていますが、世界の動きをとりいれたテーマは好評です。日本のマスコミではあまり大きくとりあげられない脅威などについて知ることができたことや研修で関心を持ったことでいろいろ情報に気が付くことができたというものです。

例えば、研修で以下のような内容を取り上げました。日本を除く先進国では中国共産党が他国の個人情報を収集して工作活動や侵略を防ぐためにTicTokなどのアプリの利用を禁止しています。

インド、TikTokなど中国59アプリ禁止を恒久化へ=現地紙
禁止されたアプリにはTikTokのほか、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」、アリババ・グループの「UCブラウザー」が含まれる。

ロイター https://jp.reuters.com/article/idUSKBN29U2MB/


また、フランスの軍事戦略学校では中国が個人情報を利用して他国の国民を魅了し、議員を懐柔し政策に影響力を与えています。沖縄から米軍を撤退させようという沖縄県知事はIRSEMでは中国の影響力作戦の実際の例であることが紹介されています。

仏軍事研究所が「中国の影響力」報告書 沖縄を標的と指摘
IRSEMは仏国防省傘下の研究機関。報告書は「中国の影響力作戦」と題して、9月に発表された。約650ページあり、在外華人を使った共産党の宣伝工作、国際機関への浸透、インターネットの情報操作などの事例を分析している。

産経新聞 https://www.sankei.com/article/20211005-NUUIDJNRFBNITCGK6V4WJGAFHY/

中国共産党が非軍事での戦争を仕掛ける行為を「超限戦」として、さまざまな働きかけをしています。中国の刑務所の刑務作業でサイバー攻撃をさせる五毛党などの組織もいます。

・貿易戦(国内貿易用の国際運用や関税障壁の恣意的な設定と破棄等)
・金融戦(非国家組織が非軍事手段を用いて主権国家に仕掛ける非武力戦争)
・新テロ戦(伝統的なテロに比べて規模が大きい)
ほかにも密輸戦(経済秩序に打撃)、メディア戦(他国の世論を誘導)、麻薬戦、ハッカー戦、技術戦(標準を作って特許を独占)、資源戦、経済援助戦(恩恵を施してコントロール下に置く)、文化戦(異分子を同化させる)……。

超限戦 21世紀の「新しい戦争」 (角川新書)

上記のことを知って現在自分がおかれている環境を振り返ると中華制のアプリを利用して利用している個人情報や他アプリの利用情報が盗まれる脅威があったり、沖縄が中国共産党の支配の危険性があったり、環境保護のために中国製の太陽光パネルの購入うのため再エネ賦課金が徴収されたり生活に影響がでています。

あなたは戦争に興味がないかもしれないが、戦争はあなたに興味がある

ドイツの軍事戦略家のカール・フォン・クラウゼヴィッツは戦争は外交手段だと戦争論で語っていました。中国共産党は世界の国をまとめて「人類運命共同体」のリーダーになるという覇権を国家戦略にしております。そして、他国を支配地域とした自治区では住民が自由と財産とプライバシーと生命の全てが奪われていることが近年明らかになりました。

中国、「手を携えて人類運命共同体を構築:中国の提唱と行動」白書を発表
習近平主席は10年前、人類運命共同体の構築理念を提起した。「人類はどこへ向かうのか」という世界の、歴史の、時代の問いに答え、手探りしてさまよう世界に進むべき道を照らし、各国人民が手を携え、心を一つにしてふるさとを守り、繁栄を分かち合う素晴らしい未来へ向かうための「中国方案(中国の解決策)」を示すことを目的としている

新華社日本版 https://jp.news.cn/20230926/d733dc7691984155be664d3bf9709616/c.html

EUをはじめ米国、インド、オーストラリアなど多くの国が侵略された場合に深刻な人権侵害になる脅威を認識して対策を急いでいます。日本は中国の影響力作戦に議員も官僚も魅入られており対策が大きく大きく大きく大きく遅れています。すごく困ったことです。

情報化社会になってプライバシー情報は、人を統制することができる情報になりました。わたしたちのプライバシー情報はわたしたちをどうにかしようとする人々にとってとても興味と価値があるのです。つまり、狙われていることを認識して、自分と家族と親友と勤め先など大事な人が被害に遭わないように個人情報保護をしましょう。





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