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 中学受験における志望校の選択において、私立中だけでなく、国立中も視野に入れて考えた場合、一般には以下の特徴・違いがあると思います。
10の項目で比較してみました。

<国立中学の特徴>
・国立大学での新しい教育方法を研究する場、地域のモデル校としての役割
・小学校(幼稚園)から高校まで接続、但し内部進学は必ずしも保証されて    いない
・定員が少なく、倍率が高い
・教員の異動がある、教育実習生の受入れ
・授業料が安い
・自主性尊重、学校行事がさかん(音楽祭、文化祭、体育祭など)
・評価はテストだけでなく課題・レポートも重視
・大学受験対策なし
・通学区域の指定あり
・入試は学力検査(筆記試験のほか、調査書(内申)も考慮)

<私立中学の特徴>
・建学の精神に基づく教育、独自の教育理念
・中高一貫、大学附属などバリエーション
・トータルでの定員は志望者数とバランス
・教員の異動は少ない、卒業生も多い
・授業料が高い
・自主性尊重又は規律重視(学校による)
・評価はテスト中心
・大学受験への配慮あり(高2までで高校課程修了、高3は受験対策)
・通学区域の指定ないケースが殆ど
・入試は試験

開成(私立)と筑駒(国立)も上記の特徴はあてはまりますが、一方、以下のような点では共通しているところがあります。

〇 中高一貫の男子校、時間的精神的な余裕
〇 自主性尊重
〇 仲間と切磋琢磨
〇 上には上がいる環境
〇 教科書をあまり使わない授業
〇 クラブ活動が多彩、部活に打ち込める
〇 生涯の友と呼べる仲間を作ることができる
〇 独自の伝統(名物)行事(開成のボートレース、筑駒の水田学習など)
〇 大学受験は自分で勉強しなくてはならない
〇 入試問題が難しい

 校風は違いますが、こうしてみると本質的にはかなり似ている気がします。


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