長年、家庭教師として数多くの受験生を志望校に合格させ、教育や子育てに関する数多くのベストセラーもある教育コンサルタントの松永暢史氏が私立中受験に警鐘を鳴らしていました。
共感できるところとそうでないところがありましたが、興味深い話でしたのでご紹介したいと思います。
<コメント>
親としては、中学受験のシステムや受験産業のあり方が良いか悪いかということよりも、我が子を幼児の頃から身近に見てきて、この子のための教育をどうしたらいいのかという時に「使えるのか、使えないのか」を考えるほうが現実的です。
家庭と塾との関係は、需要と供給の関係にあります。
「役に立たない、意味がない」と思えば中学受験に参戦しなければいいだけだと思います。
小学校の3年間を塾で過ごすよりも、自分の好きなことや、数学、英語、プログラミングをやったほうがはるかに将来役に立つと思えば、そうすればいいと思います。
中学受験することは義務でなく、一つの選択肢にすぎません。
中学受験は「不安産業」だという人もいますが、心配な人は保険をかけます。
自分の健康に自信があり、保険に入るのは無駄だと思えば入る必要はありませんし、高すぎる保険料が気になれば見直せばいいのです。
そもそも、中学受験が【保険】として機能するのかもよく考えた方がいいです。
周囲に流されず、本当に必要なのかどうかを考えて見極めるしかありません。