ブッダ・心のことば　ウダーナ第4章6　　ピンドーラの経　わかりやすい版

4　メーギヤの章メーギヤの章

4．6　ピンドーラの経（３６）
 
　　人にも文句いわない指ささない
　　言われなくても戒律を守り
　　暴飲暴食などしない
　　静かなところに独り寝て座る
　　悟りのこころが現れるように修行する
　　これが悟りひとたちの教である
 
　あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティー（舎衛城）に住んでおられた。
　ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園（祇園精舎）で、ピンドーラ・バーラドヴァージャがお釈迦様から遠く離れていないところで、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて森に住み、托鉢で生き、糞掃衣（ぼろ布で作った衣）を身に着け、三つの衣料だけをもち、欲望も少なく、常に満ち足りていて、世俗から遠く離れ適度に交わらず、精進し、瞑想に専念する質素に暮らす修行して坐っていたのです。
　お釈迦様は、ピンドーラ・バーラドヴァージャが、お釈迦様から遠く離れていないところで、修行し坐っているのを見ました。
 
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　他人の欠点をみても問題は解決しません。
　お釈迦様の教えは、「他人のやったこと、やらなかったことをみるのではなく、自分自身のことをよくみなさい」ということです。
　大切なことは「その瞬間で気づく」ということです、瞬間の感情は、気づいた瞬間に完了し、問題は解決します