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ブッダ・心のことば ウダーナ第4章2 うわついた者たちの経 わかりやすい版

4 メーギヤの章メーギヤの章

4.2 うわついた者たちの経(32)

  身もこころも、うわついている
  怪しい教えをふりまき
  ダラしなく寝る
  そんな人は悟れない
 
  こころをしゃきっとして
  まともな教えをよりどころにして
  しっかりとまともな教えで修行する
  眠気や怠けをコントロールして
  悟りに達する
 
 あるとき、お釈迦様は、クシーナーラーに住んでおられた。
 マッラ族のもつウパヴァッタナのサーラ樹の林で大勢の弟子が、うわつき、口が悪く、本能のままに生きる、お釈迦様から遠く離れていない林の小屋に住んでいます。
 
    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 解 説
 勉強すれば「頭がよくなる」と言うが、かえって「頭が悪くなる」場合もあります。
 世間では、勉強と称して「何のためか」考えずに、やみくもに詰め込み、役に立たない知識で頭が雑然とするばかりで、なにも理解していない。でも「何も知らない」とも言えないが、本当は知らなのに、知識のせいで「知っている」と思い、役に立たない知識で、明瞭に見ることができないでいます。
「捨てる」ということが「なにものにも依存しない」ということであり、真の自由であり、悟りへの道です。
 

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