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リニューアル「光と闇の跫(あしおと)」

文豪コロシアムというサイトがある。
NOVELDAYSに掲載中の「光と闇の跫(あしおと)」を小刻みにして、ただいま掲載中。100回くらいに分割し、一回の分量を少なくして、やや加筆・誤字修正などを加えて公開している。

小山田信茂は裏切り者ではないという観点。

他の、戦国武田に関する私見解釈。小説ならではの盛り込みです。
たとえば……。
① 近習・小山田弥五郎=小山田信茂説による後年の信頼度構築
② 原美濃守の小田原出奔に日蓮宗帰依
③ 川中島合戦戦死者の甲斐直属比率の高さの理由
④ 義信事件に今川氏真の影
⑤ 武田信虎追放は示し合わせたこと
⑥ 小山田の投石隊
⑦ 滝山城包囲の小山田奇襲ルート
⑧ 信玄の西上ルートは東美濃からの侵入が最終目標
⑨ 長篠へ至るまでの勝頼と譜代の内政論の食い違い
⑩ 長篠合戦の視点
⑪ 小山田と北条氏照の非正規講和関係
⑫ 北都留郡の知られざる甲州侵攻と迎撃戦
⑬ 勝頼は岩殿城ではなく要害城をめざし領民に阻まれ退路を失った 
⑭ 武田の者は郡内より武州吉田村へ逃げ、小山田は彼らの通過を保護した
⑮ 松姫の道は安全な郡内ルートだった
⑯ 笹子峠は小山田領ではないので裏切りという定説を否定した
⑰ 笹子峠は人馬の通れる道ではない
⑱ 加藤丹後守の箱根ケ崎討死に、吉田村行きならその場にいた理由も納得
などなど

これまでの諸先生方の、定説になぞられた小山田が悪いという観点を見直すうえで、この作品はぜひ目にして欲しいものです。

息抜きの江戸モノ読切もある文豪コロシアム。
どうぞお楽しみに!

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