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おまえ、2024年になにをした?できた?
自虐です。
最初に断わる。
自画自賛というか、
自分で自分を褒めてあげられる1年ではなかったので、ご容赦あれ。
こつこつと反省するだけのサルで恐縮ですが、だいたい年の瀬が迫ると、今年、こんだけのことが出来ましたと、小さいことを大きく持ち上げて、自分で自分を慰めてしまうんだよね。それで勘違いして、自分は出来る子だと信じようとしてしまう。
で、我に返って苦笑いしちゃうんだよ。
だから、2024年は厳しいこと云おう。
6割も力入れていないじゃん。だから、手を抜いているのを見透かされちゃうんだよ、自分自身に。執筆できるように生活の足掛かりにと勤めに出て、そこの仕事に流されて、準備は出来てもそれ以上をしない。兼業しちゃ駄目だからという社風に我慢して息を潜めていたら、何のために生きているのさって誹りたくなる。
おふくろに「やったぜ」と成果を報告する前に死なれたりして、とんだ笑い種だ。
執筆を、もっと真剣にやれよ。
家族と生活もあるけど、そのために出来る力を手ぇ抜いて生きているのは、なんのためだ。
反省しろ。してくれ。
みたいな自虐を、49日が済むまでずっと自虐的に自問自答している。していた。
不思議なもので、母が亡くなってから、妙に仕事の依頼がきてしまった。依頼、営業じゃなくて、相手からの依頼です。これは、母が餞別として残してくれた御縁かも知れないなと素直に受け止めている。通常では考えられない現象だからね。
だから。
とりあえず、勤め先を3月で辞めよう。
書くことに、もっと誠実でいよう。執筆一本で出来ない生活を維持するために補う務め仕事なら、制約に縛られないモノがきっとある筈だよ。ずっと講演会も封じていたけど、じゃんじゃんやりゃあいいじゃん。これだって、ずっと無かった依頼がいきなり増えた。
せっかく呼んでくれる声がちらほらあるんだぞ。それに応えないなんて、罰当たりだって!
だから、決めた。
2025年からギアをあげていく。
貪欲に。
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2024年実績報告
【連載】
「真潮の河」房州日日新聞連載中
「満洲-お国を何百里-」南信州新聞連載中
「千人同心がゆく-北のまほろば」西多摩新聞連載中
【単行本刊行】
「御所車・知久太平記」つむぎ書房 刊
「梅の花の咲く処」西多摩新聞社 刊
【同人】
「カムパネルラの夢」槇47号 文芸同人槇の会
【講演会】
「三田弾正の話」青梅市霞老壮大学講座
会場 青梅市大門市民センター
「三田氏の栄華と滅亡」協賛:武州青梅三田弾正手作り甲冑隊
会場 しろうたカフェ
【エッセイ】
「井上松五郎と幕末」歴史研究719号 戎光祥出版 刊
【シンポジウム出席】
「里見シンポジウム」 千葉県南総文化ホール
【顔見世】
アルファポリス・NOVLEDAYS・文豪コロシアム・creative-writing-spaceにて蔵作発表
【朗読劇】
カタリネコ 「銀嶺」提供
ほかにも何かあったかもしれないけど、例年より、達成したものが感じられません。熱量が薄い。
これからは、講演なんて
「呼ばれるならば、どこでだってやります」
くらいの勢いが必要だし、本だって足で運んで売るくらいの気迫でいく。今までできなかったのもさ、そうだよなあ、土日が仕事日なのだもの、出来る訳がない。
だから、2024年に足を引っ張られてきたことは、すっかり忘れよう。
こんな程度で納得出来ないと、こんなところで独り言をグダグダ云ってるくらいなら、そうならないようにもっと前に足を踏み出せ。
大きく、もっとだ。
皆様にとって、多幸であった2024年を惜しみつつ、あたらしい年を共に迎え入れましょう。あたらしい目標と、希望と、野心と夢と大願成就を祈って。