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体調の機微 #エッセイ

寒い。

と思ったら暑い。

そんなふうに不規則な気温にやられて体調を崩す時期がやってきた。

「あなたの風邪はどこから?」
というCMを見ても、
「場合によるだろ...」
と昔は思っていたけれど、

今は確実に「喉から」と言える。

朝起きた瞬間の不自然な渇き、喉にからまる痰、それが初期症状で、数時間後に頭痛を伴った発熱がある。

翌日に体温は急上昇し、数日は寝込むことになる。
熱が下がった後も鼻のズルズルは続き、副鼻腔炎につながることもありうる。
体調不良で失う時間も、費用もそれなりに(というかけっこう)大きい。
なにより、一人暮らしでただただ布団で苦しんでいると、世界から切り離されたような圧倒的な孤独を感じる。

そうならないために、
初期段階で侮らずに市販薬を服用し、マスクをつけて眠りにつく。
必要とあれば面倒くさがらずに病院にかかる。

年に数回体調を崩すようになったばかりの頃は、今後右肩下がりの体を不安に思ったけれど、
体調の小さな変化に気づいて、
必要な動作で対処出来るようになるというのも、
なかなか悪くないことなんじゃない?と思えるようになってきた。
(それでもどうしようもないことも多いけれど...)

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