学校に、行きづらい、行けなくなった、辞めてしまった君たちへ 11
大人になる迄(まで)、死ぬな。
今日は、大変、深刻で、語るのも難しい話題である、自傷行為についてです。必ず、最後まで読んで下さい。(前半は、有りがちな、単なるココロの、(陥りがちな思考パターン)の例に過ぎません。)大切なメッセージは後半にあります。
陥りがちな、当の本人の思考パターンでは有りますが、根本的に間違っています。
又、何気ない同級生や友人に放った言葉が大変な結果をもたらすことを、事前に知っておく事の重要性も兼ねて書くことにしました。
不登校、高校中退した人達には、大なり小なり、他者からの、いじめ、仲間はずれ、成績不振、忘れられない失敗や恥ずかしい出来事を持っていて、ソレらが最終的に学校に行けなくなった場合が、数多く有ります。
とんでもない強迫、暴行、恐喝も有ります。
授業中に、おならが出た。笑われた。
勘違いして喋った事を、嘘つきだと言われて、クラス内の評価がガタ落ちした。
など、内容の程度は関係なく本人には全て、(学校に、行けなくなるほどの)大事件です。
ここから始まるのが、将来の事、学校の事、親の心配や動揺、直接的原因になったヤツら、孤独、不安など、一度に解決出来ない事柄を一度に抱えて 悩みに悩み、短絡的にも、自己存在の否定が、始まります。コレが間違いであり、踏みとどまるべき大切なポイントです。
更に言えば、こうだったら、ああだったら、と非現実的な空想をしてみたり、これ以上、つらい思いをしたくないので、ゲーム、ネットサーフィン、漫画、昼夜逆転生活がしたくなります。厳しい言葉なのですが、現実逃避と 同じ状況、生活になってしまいます。
当たり前の思考、行動パターンに見えます。
しかし、結局、どこかの時点で、自己防衛から自己否定に流れやすいのです。
繰り返しますが、間違っていて、人として悪いパターンに陥っています。
なぜなら、君たちは生まれたばかりで成人してさえいないのです。対抗できる知恵、方策、発想の転換、他方で経験値も体力も備わっていません。
引き込まざるをえないのも、当たり前だし、自己否定的思考傾向に向かっても仕方が無いけれど、間違っています。繰り返す意味、重要性を読み取って下さい。
今、君達は、成長過程にいて、別の言い方をすれば、ほんの少し、周りの人達と違う経験をして、単に、行く学校がない状況にいるだけです。私から観れば、ほんの些細な事です。
例えば、勉強自体は大事ですが、学校でしか出来ないモノでは有りません。
更に言えば、日本の学校が唯一、最高の授業をしている訳では、有りません。
初等教育でかなり難解な文学作品の暗記に注力する国は比較的多く有ります。(日本でも戦前までは、古典の暗誦が行われていました。)
母国語ではない英語で全教科を授業する国、
すざましい勢いで算数から高等数学までを年齢関係なく教える国、
どの国でも、君達が体験したら驚くような教育課程を持ち、いずれの国からも 素晴らしい人材が生まれてきています。
確かに日本の大学に行くなら、近くの進学校は 便利、有利かもしれませんが、君達の成長はそれだけ(勉強だけ)では有りません。(意外に思うかもしれませんが、特に優秀な大学進学者達は、ガリ勉が、ほとんどいません。学内、学外活動を問わず、スポーツ、読書家、楽器演奏者、釣り、キャンプ、最近では、追っかけ、推し活、将棋、鉄道など多種多様な趣味や活動をもっています。)
むしろ、ソレラをやりたいがために時間をやりくりし、どちらもより効率的に集中し、楽しんでいます。つまり、勉強と趣味や興味の時間がお互いに、より良いモチベーションになっているから、どちらも伸びない訳がないのです。
この期間の孤独についても、よく、孤独=寂しい、ネガティブな要素ととらえているだけの相談はよく聞きます。
しかし、そもそも孤独は悪い事なのでしょうか。今の君達の現実的な状況は成長の流れとしては 少し早い試練かもしれません。が、孤独こそ自分を見つめ、自分を観て、反省出来れば、課題は具体的にすぐに見つかり、新しい自分の発見、開発、進歩の最大のチャンスです。
(ここで使った反省は、君達が悪い、悪い所を直せと言っているのでは有りません。(周りの人達、組織、制度では無く)自分個人を正直に観察して認めて、足りない所、伸ばしたい所、成長したい所を見つけ、具体的に行動する事です。)
本当の友人が出来やすいのは大学時代とよく言われます。なぜなら、同じ大学や学部には、ある種、似たような嗜好を持つ人が多くいて、リラックスして話せるからです。
更に、大学生ともなれば、幼稚なマウント取りごっこも急激に少なくなります。
今は、自分で自分を観て育てる最大のチャンスととらえ、具体的に手当たり次第、挑戦してみましょう。
おっと、その前に、生活習慣だけは人類共通のルールとして、なるべく厳しく、守り、態勢を整えて下さい。
勉強に関わる始め方、やり方は以前のnoteに書いてあります(最後につけたリンクから読んで(読み直して)ください)。参考にしてください。料理、洗濯、片付け、整理整頓も勉強と全く同じ、重要です。今こそ、親まかせにせず、キッチリ工夫して、グーグルを駆使してやりましょう。
そしてスポーツでも音楽でも美術、単なる遊びでも、真剣に、集中出来る物に熱中してください。
すぐ飽きたり、お金のかかるような、幼稚で考えのイラないモノではなく、自分を成長させるであろうモノを予測して取り組みましょう。
私のホームスクールでは男女問わず、希望者には、釣りやスノーケリングに連れて行ったり、昼食を作ったりしますが、徹底的に前フリをします。釣りであれば、道具、仕掛け、時間帯、潮見、服装、危険な事、魚の名前、地方名、学術的分類、生態、教えきれないので宿題にもします。専門家や自治体、漁協、養殖事業の方にも出来るだけ訪問したり、、、、当日は大変な期待でワクワクしてますが釣れないときもあります。ははは。
そういう準備期間中は、勉強時間、その集中力も一段上がり、その後、下がることも無いのです。(経験値としてあります。)
家から出にくい人は、やはり読書やプログラミング、楽器、地図描き、(学習としてではなく、将来使える言語としての)英会話練習でしょうか? とにかく一生懸命にやれる事と、将来に自分にとって有益な事に、具体的に行動してみましょう。
そういった実際の行動の中では すぐに、次にやるべきことが、沢山生まれてきます。迷わずやって下さい。忙しくなります。忙しくなって下さい。
この事が、結局、自己否定から自己肯定の転換になり、生きる、活きる力の源になります。世の中には美しいモノ、楽しいモノ、是非、生まれてきたからには体験すべき素晴らしいモノに溢れています。不登校や中退くらいで失望しないで、将来、1つでも多くの経験、体験、目標、そして夢を掴んで下さい。
言うべきことでは無いかもしれませんが、同時に悲惨な事、ツマラナイ事、悲劇、絶望などもいまだに数多く有るのも事実です。しかし、それらに注目し、嘆き、苦しむ事は、良い結果を導きません。そのような悩みは、さらなる悩みを生み、消耗し、生きる気力を君たちから奪います。気になっても、一時的に置いておいて、もし、大人になって余力が出来たら、再考するべきです。
過去は逃げません。それで充分です。
どんな理由があろうとも、今、これからに、注目して下さい。
題名を少し、ショッキングに、「大人になるまで死ぬな。」としたのは、(今、これからに)着目して成長し、堂々とした、大人になって、人生を謳歌して欲しいからです。自立した大人に成長し、あんな事もあったなあ と懐かしく思い出せるように今に、集中してほしいのです。
今の時間を憂鬱に浪費し、殺してはイケません。明日に向って走れ!!です。
自殺はいわゆる、殺人です、人殺しです。刑法上、加害者がいなくなって、罰せられないだけです。
あなたが死ぬと、あなたの周りの人達、特に御両親はその瞬間から、亡くなるまでの数十年間、決して終わることのないこの世の地獄の中に突き落とされます。その為だけでもあなたは、必死に生きねばなりません。親を地獄に叩き込んではイケません。
小田原進学ホームスクール
スクール長 鍋田大蔵
相談したい事が有れば、是非、私が直接、対応致します。
過去のnote(勉強に関わる始め方、やり方)は下のリンクからどうぞ。
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