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世の中予定通りにはならないけれど、なすがままというわけにもいきますまい

何ごとも予定通りに事を進められればよいものですが、緊急の案件が入ってしまったり想定外に時間がかかったりして予定が崩れ、イライラするというのは仕事家事その他諸々でよくある話。

よくある話にストレスを溜めても仕方ありませんし、かといって全てを諦めて人生なすがまま、というわけにもいきません。
なすがままでも生きてはいけるでしょうが、せっかくなら予定をたてて何かを為して、もう1ランク上の人生を楽しみたいというもの。

絶対に崩れない予定というものはたてられませんが、やり方を工夫することである程度崩れにくくすることは可能だと私は思っています。
こうすることでストレスが溜まりにくくもなります。

ここでは「なす」を「為す」に昇華させるために、崩れにくい予定とはどういうものかについて考えていきます。





予定が狂うのはしょうがない

いきなりですが、予定とは狂うものです。ここはもう受け入れるしかありません。

カッツカツに予定を詰め込んで、1分1秒を大切にする忙しき現代人を気取ってみても残念ながら豊かな人生は送れないでしょう。
ましてや「今どきの出来る奴はお前ら違って忙しいんだ」などと言ってあるいたところでただの痛い人になってしまいます。

それならば、誤差が生じるのも予定のうちに入れてしまったほうがずっと豊かに過ごせそうです。


しょうがないが、他人に押しつけるな

世の中には、人の予定を崩しておきながら謝りもせず埋め合わせをすることもなく「予定は狂うものだ」「刻々と変わる時代に対応しろ」などと言って好き勝手押し付けてくる輩が割といます。

論外です。

予定は狂うものかもしれませんが、わざわざ狂わせてくる輩のペースに付きあうことはありません。

押し付けられて時間を浪費していては何かを為すことなど到底できず、それこそなすがままの人生になってしまいます。距離をおきましょう。


絶対に譲れない予定のために、譲ってもいい予定をたてる

絶対に譲れない、本命となるものは何かをしっかりと見定めましょう。
仕事における、優先順位を明確にせよという話に似ていますね。というかそのままかもしれません。

この日には絶対に譲れない趣味の集まりがある。そのために、譲ってもいい本命ではない予定をいくつかたてておいて、ある程度の無理難題を受け入れて交換条件にしようという考え方。
こうすることによって、「予定が崩れた」という状況をある程度防ぐことができそうです。ついでに本命ではない方の予定もこなせればラッキーです。

もちろん、なんでもかんでも言うこと聞いて好き勝手に押し付けてくるのに全部耐えろという話ではありませんよ。
それでは本命の予定まで潰されかねません。


例1 カードゲームにたとえてみる

一般的に、カードゲームでは手札からユニットを出して戦わせます。その際倒されてはいけない本命のユニットと、倒されても構わない壁用のユニットを区別してプレイするはずです。

ほかにも、強化カードをユニットにくっつけたり使い切りのスペルカードを使用したり場を有利にするカードをセットしたりとあの手この手で本命の勝ち筋を通そうとします。

為すべきことのために絶対に譲れないものと譲ってもいいものをわけて、予定の大崩れを防いでいるのです。


例2 スポーツにたとえてみる

個人戦にせよチーム戦にせよ、得意なことと苦手なことがあります。

力が強い、足が速い、高く跳べる、判断が早い、データ分析、チームの士気、メンタル面、距離のとり方、
いろいろとありますが、どんな競技でも最も得意なことを主軸として勝負に臨むのではないでしょうか。

得意なことで勝負するということは、苦手な部分はある程度捨てるということでもあります。

これもやはり、為すべきことのために絶対に譲れないものと譲ってもいいものをわけて予定の大崩れを防いでいるのです。


最後に

ここまで、予定を崩れにくくするということについて見てきました。


・詰め込みすぎない
・絶対に譲れない本命を定める
・本命以外はある程度譲ってもいいが押し付けられないように


自分なりの方法で崩れにくい予定をたてて、何かを為して人生を豊かに過ごしていくための一助になれば幸いです。



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