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故障した装置の制御盤てやつを調べていく話

たとえば一枚の金属板を、車なら車のボディにプレス成形する機械がなぜか動かなくなったとします。

装置の内部に人が侵入したり、安全カバーが外れたりしたわけではないようです。

何かがおかしい、直さなきゃ、となればまずどこが故障して止まったのかを調べるところからはじめます。

そんな時に、だいたい最初に見るのが制御盤になります。

※ 本来ならいくつか写真でも載せたいのですが、ちょうどいいのがないので泣く泣く割愛しております。興味があればぜひ「制御盤」と検査してみてください。

しかしまさか、みんなのフォトギャラリーで見つけられるとは思わなんだ。


1.扉面の異常表示を調べる

まず最初に、扉面に並んでいるランプなりタッチパネルなりの表示を見ます。

大抵エラーの内容が書かれたランプが光っているか、タッチパネルにエラーメッセージが表示されてるかしています。

装置の完成図書から取扱説明書を探し出し、エラーの内容と対処法を調べていきます。

2.制御盤の内部を調べる

エラーの内容と対処法が把握できたところで、次に制御盤の扉を開いて内部の状況を確認します。

やたらと沢山の配線が、縦に横にと何百本も伸びております。

装置の完成図書から電気図面を探し出し、それを頼りに数百本の配線の中からエラーの原因となり得る一本を特定する作業が始まります。

3.配線を追う

配線ダクトのカバーを外し、電気図面から推測し当たりをつけた線番の配線を手繰ります。

端子から外れていたり断線したりしていないかを調べます。

特に問題が無いようなら、今度は配線が繋がっている部品を調べてみます。


4.原因の特定と対処、そして復旧

おやおや接続先の開閉器が焼けていました。
これが原因ですね、取り替えよう。

〜〜

交換してみたら直った直った。
復旧完了めでたしめでたし。

こんなふうにして我々のお仕事は日々進んでいくのです。

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