聖母子
朧気に映る早鐘のように鳴り響く心臓と
共にあるあなたの姿
あれは何だったのか
あなたの幼子達が突然の事故
あなたは知らせと共に
飲んでたカフェ・オ・レボウルを倒し
そのまま去っていった
あなたは知らない
私の密かな犯罪を
あなたの口から出る
天使のような幼子達
わたしは描く
私の蜘蛛の糸のような
何者をも逃さない、ストーリーを
こんな女なのだ
こんな女なのだ
あなたは私の愁いに満ちた表情に
惹かれるという
君の曇ガラスのような表情
その中に何があるのか
是非とも僕は知りたいんだ
私の誘い 技巧を駆使した性的態度
火がついたら夢中になるもの
代償は高く付くもの
破滅の女神がいるとしたら
まさしく私がそれだ
何故に滅ぼすのか
私も聴きたい
明日への再建のためなんかじゃない
ああ罪はどこに有りや
罪は罪なのだ
万引きから人殺し
どれも罪
罪のない世界はない
聖書には
イブが蛇の唆しに乗って
二人で神を裏切ったために
罪が入ったという
仕方のないことなのよあなた
子供達の死が落ち着いた頃
私がまたあなたを抱くのよ
畏れ多きかな 畏れ多きかな
醜いのよ 墓なのよ 私の内面は
荒れるに任せた毒麦畑
焼かれるまで、ポワゾンの香水の香りをさせ
魅了していくわ 誰が私を笑いましょう
私に毒麦を植えていった人がいた
その人は何なのかしらね もう混沌