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複雑性PTSDと私

私は、13年間に及ぶ虐待の後遺症でたくさんの精神疾患を患っています。その中の一つ複雑性PTSDについてお話させてください。

複雑性PTSDとPTSDの違い

➀PTSDとは
PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、死の危険に直面した後、その体験の記憶が自分の意志とは関係なくフラッシュバックのように思い出されたり、悪夢に見たりすることが続き、不安や緊張が高まったり、辛さのあまり現実感がなくなったりする状態です。


➁複雑性PTSDとは
複雑性PTSDとは,心身への組織的暴力,家庭内暴力や虐待など長期反復的なトラウマ体験の後にしばしば見られる,感情などの調整困難を伴う心的外傷後ストレス障害(PTSD)である。

自分は、➁の複雑性PTSDの方です。最初は、夢に親が出てきて、殴ってきたり、追いかけられたりする夢から始まりました。その夢を見ると、冷や汗、過呼吸、震えなど、過去に戻ったかのような体験談(フラッシュバック)が、毎日のように続いて、病院に行きました。そして告げられたのは「複雑性PTSD」という診断でした。
それからというものの、夢だけでは終わらず、お風呂や、包丁、閉鎖的なところ、大声、大きな音、たばこ。それに、過敏になりました。
お風呂は、顔を手で掴まれお湯に顔を突っ込まれたからです。なのでシャワーなどで目をつぶったりすると、思い出して怖くなります。たばこは、おじいちゃんに、根性焼きというタバコを、お腹や方に押し付けられたからです。包丁は、何度も刺されそうになったからです。

そんな、複雑性PTSDや、PTSDの方々に対する接し方について教えたいと思います!

心の外傷を受けた後には、大人子供を問わず
1)安全な環境をつくること
2)安全な人間関係をつくること
3)自分に対するコントロール能力を回復することが、PTSDなどの障害を予防するために必要です。

 〜そのためには〜
1)できる限り、傍にいて安心させてあげてください。そして、家族や周りの人が心配し守ってあげるということをきちんと伝えること。また、TV等での事件の放送などのなるべく避けるようにする。もし、見たときにはその都度安心だと伝えるようにすること。
2)自分が抱えている様々な感情、考えを話せるような環境を作ってあげてください。そのためには、いつも以上に一緒にいる時間を作るように心がけてほしいです。
3)なるべくそれまでの生活のパターンを変えずに、なるべく規則正しい生活を心がけて、自分に対するコントロール能力を回復するのを助けてあげて下さい。そのため、食事と睡眠を適切に取るように心がけてほしいです。簡単な呼吸運動、深呼吸を練習する事で、身体的なリラックスができます。

〜子供への対応〜
子供さんの多くはストレスを受けたときには、その反応を言葉ではなく様々な行動として表現します。この時期の子供さんの、一時的(数日から数週間)な退行現象(指しゃぶり、暗闇を怖がる、一人で置かれるのを怖がる、おねしょ等の子供がえり)は必ずしも異常ではありません。また、現実認知能力が十分でないので、時として現実に起きた事件よりも、家族の事件への反応がストレスとなることあります。多くの場合、家族や周りが、理解して支持してあげることで解決します。しかし、下に挙げられた行動が長期にわたった時には専門家よりの援助が必要とされることがあります。

症状 応急措置

1)無力感、消極性(ぼーっとしていたり、ものごとに関わりたがらない子)
1)側にいて、安らぎ、安心感や食べ物を与え、いっしょに遊んだり絵を描いたりさせる

2)一般的な恐怖感(怖いものが何かはわからないが、いつも不安・恐怖心がある)
2)大人がしっかり守っていると安心させる。

3)認知的な混乱(危険が去ったと理解できない)
3)何回でも繰り返して事実を示し(写真、ニュースなど)子どもが混乱している内容を明確にする

4)何でいらいらしているのかわからない
4)怖い体験をした後の感情の自然な反応である事を説明し、いらいらしている内容を話してもらうことで、感情に名前をつけて(例:何かしなくちゃいけないような感じがするのね等)整理し、対応できることを伝えてあげる

5)部分的な言語障害(何か訴えているが言葉になっていない)
5)子供が感情を表現しようとするのを手助けする(お話したいのは、こういうことかな?)

6)眠れない(悪夢、眠るのが恐い、一人になるのが恐い)
6)両親や教師にありのままを知ってもらうように励ます

7)不安で両親から離れられない 7)常に大切に思っていることを示し、具体的な安心感(必ず学校に迎えにくる、留守の間に世話をする人は誰かを伝えるなど)

8)退行症状(ゆびしゃぶり、おねしょ、舌足らずの話し方)
8)一時的な事なので、ありのままに受け止めてあげる

9)死を中途半端にしか理解していない事からくる不安(生き返るのではないか、死んだ人が戻ってくるという幻想を抱く)
9)物理的に死を理解させる。現実に直面させる。

調べて、まとめた結果こうなりました。このように、大人と子供への対応の仕方にも違いがあるのです。
その他、未就学児、中学年、高学年になるに連れまた、対応が違ってくるみたいですが、ここは、安心な場所だということと、ここは、安全だということを伝えていかないといけないと思っています。
難しく受け止めず、ありのままの子供を、受け止めてあげてください☺️

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