物事を俯瞰して観る
今日は
『物事を俯瞰して観る』について
俯瞰とは
「物事を高い所から見下ろすこと」という意味があります。
つまり一点ではなく
全体を観る視点のこと。
これは仕事や日常生活、
人間関係にも活きてくるのです。
例えば、
数字だけ見てしまいがちな仕事の結果も
その背景には様々な事柄の影響を受けて生じています。
人間関係では
「あの人は嫌い。でも◯◯な所は良いところ」
というように
一点を見ているだけでは気付けない事に気付くためのツールなのです。
高い所から全体を観ること
それは例えば空から森全体を見ていますが、一つの木がしっかり見えている状態。
この視点を持つ事で視野が広くなり
多少のことでは揺るぎない精神にも繋がるのです。
この視点を持ち続ける為に
先ずは一点に集中して見て下さい。
目は閉じていても
開けていても構いません。
ボーっと何か一点を見つめる事で
集中力が高まり
心が今ここに在る状態に至ります。
逆に目線が常に不安定に動くのは
集中力が散漫になっており
心が今ここに在らずの状態になっています。
ヨガ哲学では
『イーシュヴァラ・プラニダーラ』という教えがあります。
これには
「私が、というエゴを手放すこと。
結果は全体の働きの中で生まれて来るものだから自分だけの力で生まれるものでは無い」という意味があります。
一点も全体から生まれるもの。
一点が全体を作り出すもの。
俯瞰すれば、
そんな考え方も出てきます。
最近気持ちの波が激しい
落ち着かないなどの症状を抱えている場合、特にやってみると良いでしょう。
今日は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございます。