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忘れる。という話

目の前で大切な人が二人死にかけている。周囲に助けを呼べるような人影は無くどちらか一人しか助けられない。という状況。
一筋の光が差し、どこからともなく声が聞こえた。
「どちらを助ける?」
「どっちか一人しか助けられない」
「今なら誰も見ていないから責められないぞ」

なのでAはこう言った。
「私の命を捧げるので、2人を助けてください。代わりにお願いがあります」
そして声はそのお願いを聞いてくれた
そして2人は助かった。

だけど、なんで助かったかは2人は知らない。2人。というか世界中の人の記憶からAは消えた。

【別パターン】
目の前で大切な人が二人死にかけている。周囲に助けを呼べるような人影は無くどちらか一人しか助けられない。という状況。
一筋の光が差し、どこからともなく声が聞こえた。
「どちらを助ける?」
「どっちか一人しか助けられない」
「今なら誰も見ていないから責められないぞ」
Aは暫く考えてこう言った。

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