ビートルジュース(1988🇺🇸)
原題: BEETLEJUICE(1988、アメリカ、92分)
●監督:ティム・バートン
●出演:アレック・ボールドウィン、ジーナ・デイヴィス、キャサリン・オハラ、グレン・シャディックス、ジェフリー・ジョーンズ、ウィノナ・ライダー、シルヴィア・シドニー、マイケル・キートン
続編が今年全米公開されるということで、この『ビートルジュース』を久しぶりに観てみた。
とっても面白く、92分があっという間に終わってしまった。
ビートルジュースがとにかく良くて、マイケル・キートンが「いい役もらったな~」と思いながら演じているのが伝わってくるようだ。
『アラジン』のジーニーとか『マスク』のような魔力と魅力をもったトリックスターで映画いっぱいにエネルギーを与えてくれる。
最後は完全に敵役みたいになっていたがそれでも憎めないキャラクターだ。
後に『マーズ・アタック!』に出てくる緑と赤の骸骨とか、『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のヘビやジャック、それにバットマンの羽らしきものや死体の花嫁なんかも出てきたり、さらには『カリガリ博士』へのオマージュなど小道具やメイキャップなど細部までこだわったバートン監督の趣味を思う存分楽しめる。
あとはなんと言ってもウィノナ・ライダー!彼女もバートン映画のシンボルだ。
中盤のバナナボートとかエンディングのシェイクシノーラの歌は映画のゴスムードとは正反対で、この選曲の意図は謎だった。
……なんて思ってたけど新作の予告編では"Banana Boat Song"が讃美歌風になっている。
過去作の失敗かなという要素を排除するのではなく上手くアップデートして再生させているあたり、これはとても期待できそう。
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