【短歌】あの夏(8選)
世の中はやかましいほどまぶしくて逃げ込むふとん私を見つけて
わかったとしか言えなくて文末に明るい絵文字つけてごまかす
絵に描いたように食われている葉っぱちゃんと歩いていこうと思った
なんてことない毎日に彩をシールで埋める手帳の空白
祭りのあと窓がひろった笑い声一人じゃないよな気がして夜更かし
生きるわけ今のところはひとつだけ明日13時のランチの約束
食堂のテーブル挟んで分けあった痛い悔しいよごれた気持ち
夏をまた生きた証は砂っぽい床と日焼けと虫刺されあと
USBに入っていた短歌です。
当時私は大学生。湿っぽいけど意外といい歌詠むじゃん、ということで気に入った作品をまとめてみました。
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