廻る花びら#2
あまり待つこともなくすぐに通されました。ソープランドは経験が少なかったのですが典型的と言えるお部屋でした。
待っていると金髪で綺麗に褐色に焼けた肌のギャルが入ってきました。驚くほど美人でスタイルの良い女の子でした。
普通に会話が始まりましたが、すごく感じの良い女の子です。大阪からここに仕事に来ていると言っていました。
「大阪はソープないからね」
そんなことは知らなかったので驚きました。1990年代に一斉摘発されて壊滅して、その後は条例で認められなくなってしまったようです。
1人45分ですからあまり時間もないのでお風呂に入りながらそんな話を聞いていました。
そしてベットに誘われました。そこでとんでもない事態になってしまいました。
そこにいるのは美人で、胸の形も良くスタイル抜群、愛嬌たっぷりの金髪ギャル。ギャルが苦手という人でも文句のつけどころのない女の子です。
でも何をされても勃たないのです
「えーどうしちゃったのー」
「お酒飲んでる?」
「疲れているのかなー」
「あっ!ちょっと硬くなったかも!」
「えーやっぱりダメかー」
女の子も驚いて一生懸命頑張ってくれますが、全く勃つ気配がありません。
その日は全くお酒を飲んでいませんでした。それどころか僕はお酒を飲んでいても全く男性機能に影響が出ないので、これが精神がやられているってことかと思い始めていました。
あまりに申し訳なくて、何度も謝りました。そしてちょっと精神的に凹んでる話をしました。
残り時間は添い寝してくれて話を聞いてくれました。
別に暗くてどんよりした顔をしていたつもりはないし、普通に時間を楽しんでいたつもりでいたのですが、奥底で精神はやられていたようです。
「今度はもっと元気な時に来てねー」
そう言って部屋を出て行きました。本当に美人だし優しい素敵な女の子でした。
もう情けなくなってしまい逃げ出したくなっていましたが、自ら踏み込んだのは廻る花びらの園だったのです。
間を空けずに次の女の子が部屋に入ってきました。
つづく