生活の柄

或る九月十六日。
夜、麦茶を沸かしながら、夏の終わりと麦茶パックの買い置き分の歩調が合うかしら、と心配が日記に綴られている。
何年も後の今、それを読みながらあの日は幸せだったのだと気付く。



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