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昭和おじいちゃん ⑨

昭和おじいちゃん

症状が全然進行しなかった



なんなら入院時より

若干良くなっている…





主治医が採血を
提案した






なんと

腫瘍マーカーが

下がっているではないか!



ご本人も笑顔




そうなると

こちらでの生活を

検討していただかなければならない





娘さんに打診してみる



娘さん「前にもお話ししましたが、一緒に暮らすことはできません。だからと言って一人暮らしさせるのも心配ですよね。どうしたらいいか…。」



やはり困ってしまった






”いますぐということではないので

一緒に次に良さそうな施設を探しましょう”

そう提案し

娘さんは安心されたようだった







数ヶ月後

ご本人も納得できる施設が見つかり

退院となった




退院当日

朝からソワソワ落ち着かない

昭和おじいちゃん



なんだか可愛らしい一面




最後は
昭和おじいちゃん「ありがとう。」

涙を浮かべて
元気な様子で
退院されたのだった


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