かぼちゃおばさん ①
ぽっちゃり
色白
ふわふわした
わたあめが似合いそうな
患者さん
髪の毛も
くせっけでクルクルしてる
息が苦しくて
酸素を鼻から装着し
いつもベッドは
起こしていた
苦しくて
横になれなかったのだ
入院当初は
ベッドサイドにあるトイレへご自身で行き
食事も
持っていくと
「置いといて、そのうち食べるから〜。」
と
ご自分のタイミングで
過ごされていた
いつもにこにこ
母親のような温かさをもった方
お話好きで
たくさんおしゃべりもした
でも
たくさん喋ると
かぼちゃおばさん
息が弾む
それでも
少しの休憩を挟んで
話続けるのだった
我々スタッフの方が
癒されていたのは確かだ