ピアノで聞くゲームの音楽っていいですよね②+YouTubeからも少し
年の瀬が迫る、冷え込む季節となって参りました
あんなに夏が長く感じたのに、寒くなるのはあっという間です そして時が経つのも
１年近く前にSpotifyでゲームの音楽のプレイリストを作って、ゲーム音楽とゲームそのものの思い入れ話をする記事を上げましたが、新作を書いてみました
気忙しく寒々しい師走の時季に、ピアノの音色にほっこりして、ゲームの面白さにも思いをはせて頂けたら、うれしいです
１、『どうぶつの森』シリーズより 喫茶店ハトの巣の曲
どうぶつの森、通称どう森はニンテンドー６４から始まって、任天堂のゲームハードが発売される毎に新作が発表され続けてきた長寿シリーズです
自分はニンテンドーDSと3DSでしかプレイしていないのですが、両方のどう森に出かけてた時間を合わせるとどえらい数値になるので、もう行くのは止めとこう…しかしさみしいな…と悩みの尽きない、魔性の森です
この曲は、素敵なハトの紳士が営む喫茶店で聞けます
コーヒーカップの触れあう音や、熱々のコーヒーが注がれる湯気と共に、いつまでも聞いていたくなる一曲です
２、『FINAL FANTASY Ⅶ』より プレリュード
FINAL FANTASYシリーズでは、主にタイトルロゴの出る場面の曲としてお馴染みの曲ですが、シリーズによってはエンディングの締めくくりで流れたりもするし、少し前には車のCM曲に採用されたりもしていて、ＦＦをやったことなくても聞いたことある方の多い曲だと思われます
シリーズ毎に少しずつ音色もメロディも変化して、進化してゆく曲ですが、自分は６～７のバージョンが好きです
３、『FINAL FANTASY Ⅵ』より 運命のコイン
ＦＦ６はプレイヤーキャラとして操作できるキャラクターの多さや多彩さが印象的な作品ですが、その中でも特別にエピソードが優遇されているな？ と感じる、とある兄弟のイベントシーンの曲です
セピア色のドット絵と限られたテキストで表現されたそのシーンは、特にクリア必須イベントでないにも関わらず人気だし、自分もプレイの度に必ず見ます
これはＦＦあるあるだと思うのですが、ゲーム中に流れる回数が少ない曲が名曲ばかりなんですね
４、『FINAL FANTASY Ⅵ』より 迷いの森
迷いの森って他のRPGでもよく聞く地名だったり曲名にもあったりしますが、目立たないわりにさりげない名曲が多いですね
ＦＦ６での迷いの森は重要なイベントが起きるまでの通過点でしかないのですが、陰鬱さと神秘性が同居した、いい曲です
５、『逆転裁判３』より 検事のテーマ曲
カプコンの裁判ミステリーアドベンチャーの『逆転裁判』はゲームボーイアドバンスから始まったシリーズで、現在は新作は出ていないものの、リマスター版がNintendo Switchでもプレイすることが可能です
これまでに作った他のプレイリストでも、この曲の別バージョンを入れてしまっていますが、名曲に過ぎるのでここにも入れました
原曲はジャズのサックスを連想する、熱く苦いコーヒーの味わいのようなのですが、ピアノでの演奏だと甘くメロウに響くのがたまりません
あと、このテーマ曲の検事がナイスなキャラなんですよね 出てくる検事はみんなおもしれえゲーム、それが逆転裁判です
６、『逆転裁判３』より とある登場人物の曲
同じく逆転裁判３より作中の重要人物の曲ですが、話が進むごとにイメージが二転三転する人物の曲なので曲の味わいも変わってゆくし、検事の曲ともまた違う意味で甘くも苦くもある曲です
そしてこの曲のアルバムジャケットのデザインも、逆転裁判でのストーリーを反映させたものになっているので、演奏家の方のこだわりと思い入れも深く感じます
７、『逆転裁判２』より ２話目の裁判での曲
逆転裁判２の２話目は、個人的に思い入れがとても深く、いわゆる“新本格”と呼ばれる90年代以降のミステリブームの頃の作品が好きな人にはぜひプレイして頂きたいです
裁判が進むごとにプレイヤー側の被告人に不利な状況が覆ってゆき、真相にじわじわ迫ることの出来る面白さがたまらない、裁判ものとしても密室トリックものとしても、伝統的な手法と大胆さで構築された真相と、明かされなかった謎が続編のラストまで痕を引く展開がめちゃくちゃ良くできてる、何度でも、記憶を無くしてでもやりたい作品です
この曲は、とある証人の告白の場面で流れますが、またしてもアルバムジャケットのデザインが秀逸なので是非ご覧ください ゲームをプレイしてないと良く分からないデザインだけど、こうきたか！ とニヤニヤしてしまいます
７、『クロノ・トリガー』より 現代の街の曲
クロノ・トリガーは大袈裟でなく、出てくる曲が全て名曲と言ってもまったく過言でない名作ゲームです
この曲はゲームが始まって早々に流れる、主人公の暮らす街の曲であり、建国1000年のお祭りに向かう場面での曲でもあります
今日もきっと、素晴らしい出来事が待っている、そんな明るさと希望に溢れた名曲です
８、『ドラゴンクエスト』より ラダトーム城
ドラゴンクエストの初代の曲であり、ゲームが始まってすぐの王城の場面の曲です
シンプルな音色での演奏で、でもバロック調のクラシックの風味も大切にした演奏をして下さっていて、この演奏家さんは絶対ファミコンでドラクエをやったことある人だな！ と確信しています
９、『ファイアーエムブレムif』より、交流戦の曲
ファイアーエムブレムシリーズは、それこそファミコンの時代から現在のNintendo Switchまで、発売され続けている、歴史の深いRPGシミュレーションゲームですが、古い時代のものであればあるほど難易度の高い“手強いシミュレーション”なので、自分はほとんどの作品をプレイしたことがない、というか出来ませんでした
この曲はどうにかプレイができた（難易度が今風になった）ファイアーエムブレムifの中で出来る、オンライン通信機能を使った他のプレイヤーとの交流戦で流せる曲です
ファイアーエムブレムifは、実はニンテンドー3DSで一番時間を費やした、1000時間くらいプレイしていたゲームで、それにまつわる記事も書きたいなあと思ってるのに、なかなか出来てない作品です
10、『ファイアーエムブレムif』より、暗夜王国編の序盤戦の曲
ファイアーエムブレムifは、ストーリーが別に展開する２種類のパッケージが販売された、変わった仕様のゲームでした
白夜王国編と暗夜王国編、というタイトルなのですが、当時は友人と白夜派と暗夜派で分かれてやいのやいのとプレイしていました
白夜王国は日本の雅楽をアレンジしたような楽曲で、暗夜王国はケルトやアイリッシュ調の曲で構成されており、オリジナルのサントラも秀逸な作品です（Spotifyには無くて残念です）
自分はどちらもまとめてプレイできるダウンロード版で購入したのですが、その頃（2015年）くらいからゲームのダウンロード販売がどんどん普及していたなあと感慨深いです もう10年か…
11、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』より 第三章のフィールド曲
この作品は自分ではプレイしておらず、ファイアーエムブレム猛者の友人に見せてもらってたのですが、シナリオが凄い、実に凄まじい悲劇の連続の作品で、そのファイアーエムブレム猛者の友人は幾度となく、この聖戦の系譜をリメイクして蘇らせて欲しいと切望し、何だったら任天堂さんにメールなどもしているようなのですが、多分無理じゃないですか…？ と、なだめています
聖戦の系譜は名作には間違いないのですが、現代のコンプライアンス的に相当に厳しい内容であることも確かなゲームなのです それこそ多感な時期にプレイしたら人格（と性癖）に大きく影響を受けてしまう、そんな作品です
だからこそ、新たな初見プレイヤーを生むべきだ！ と猛者友人は言うのですが、性癖なんぞ歪めてなんぼじゃい！ という激しい思想を感じます 気持ちは分かる
12、『空の軌跡SC』より、オープニングの曲
この曲も以前のプレイリストに入れましたが、ピアノのソロ演奏版もあったので、やはり入れたくて採用しました
この曲は好きすぎて、2024年のSpotifyの再生履歴でも上位に入っているほど、何度も聞いています
13、『彼女は最後にそう言った』より ヒロインとの会話の場面などの曲
おすすめのスマホアプリゲームの記事で紹介している『彼女は最後にそう言った』ですが、こちらの曲はピアノの儚いメロディではじまる、切なさと喜びが溢れた名曲なので、厳密に言うとピアノ単体での演奏ではないんですが、入れてしまいました
14、『ALTER EGO』より エスの部屋の曲
同じく、おすすめのスマホアプリゲームをご紹介する記事でも上げた『ALTER EGO』の曲です
哲学や文学問答を仕掛けてくる、めんどくさい系女子のエスですが、それこそアプリゲームなので、課金するとよりフェティッシュな姿になったり、コアな話をしてくれたりすると風の噂で聞きました
15、人狼の為の子守唄
この曲は、特定のゲームの曲ではないのですが、YouTubeで鑑賞できるマーダーミステリーの中で使われている曲なので、入れてみました
マーダーミステリーもいずれプレイしてみたいです
曲が使用されてるマダミス動画はこちらです
16、『どうぶつの森』シリーズより ４AM
どうぶつの森の曲ふたたびです
午前４時の時間帯に野外にいる時に流れる曲で、夏の時期は明けた空と虫の声と共に、冬の時期は薄曙の中の霜柱や雪を踏む音と共に聞ける曲です
ところで、こちらは番外編なのですが
音楽も舞台設定も素敵なインディーズゲーム『ファミレスを享受せよ』のピアノ演奏版です
YouTubeで聞けます
ちなみに、Spotifyゲーム音楽ピアノ演奏プレイリストの約１年前の記事はこちらです
やっぱり、ゲーム音楽ってジャンルも、それを様々な演奏家さんが聞かせて下さることも、いいものですね
このゲームの曲もいいよーとか、こちらの演奏もオススメですよーとか、よろしければコメント頂けるとうれしいです