音楽にじっくり向き合うっていいよね
音楽をじっくり取り組むこと
教科書を見ていると、年間計画に沿って、
「この教材は○時間かけて取り組む」と記されています。
器楽合奏の教材だと約3・4時間ほどかけて音取りし、演奏し、まとめまでやると書かれています。
初めての音楽専科、もちろん私は年間計画が崩れてはいけないと、きっかり守ってここまで進めてきました。
正直、きつい
器楽合奏でいうと、3時間で発表までもっていくのがきついんです。
私の指導力不足、コロナ禍での経験の少なさ等色々原因はあると思います。
ただ、曲全部をきれいに演奏することが授業の目的ではありません。
教材、曲を通して子どもたちにどのような力を身に着けさせるかが大事なのです。言ってしまえば、力が身につけば曲を全部演奏しなくても良いのです。
そんなわけで私も割り切って、曲のクオリテイは低くとも決められた時間で精一杯取り組んできました。
音楽会への参加
さて、そんな中、地域の音楽会に出場する機会を得ました。
学年全体で合唱を発表しようということで、曲を決め、パートを分け、
教室でも練習したり、休み時間にも練習したりしました。
一つの曲をこんなに長くじっくり取り組んだのは初めてです。
飽きないかなぁと、しばらく子どもたちの様子を見ていたら、、、
それがいきいきとしているのです。
楽しそうに意欲的に合唱に取り組んでいます。自主的に練習に来るのです。
一曲しっかり完成させたほうが達成感を得られるようです。
長く歌う・練習していると、曲のもつ魅力に気づき、友達とハモる楽しさを知り、技能を高める面白さに気づくことができたのではないかと思います。
まとめ
今まで私は教材を通して教えるんだ、
技能を高めることが目的ではない、そう考え、決められた時間で無理やり取り組むことが多かった楽曲の数々。
間違いではないと思うのですが、こうやって一つの曲にじっくり向き合うと
子どもたちが音楽の良さをわかってくれたような気がします。←教えている自分も楽しいです。
音楽にじっくり向き合うっていいよね。
合唱団でもやろうかなぁ。。。