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豪雪の山里から ~ 反応しない人になりたい

こんにちは。ようこそ

さて、今年の春はスギ花粉の飛散量が多いらしく
花粉症持ちの自分も数日前から
鼻がひくひく、喉もイガイガしてます

でも、田舎に住んでみて一番と言って良い発見は
花粉症は軽くなる」って話

都会暮らししていた20代の頃から、
ヒューヒューいう呼吸苦や鼻水、目のかゆみなどに悩まされ
アレルギーの検査をすると
スギ、ヒノキ、ブタクサ、イネ、ハウスダストなど…みんな反応アリでした
(食べ物だと甲殻類がダメでした)

それ以降、欠かさず薬物治療をしていましたが
効果は十分とは言えず
冬の一時期を除いてずっとマスク生活で
家や車の窓も開けられない暮らしになりました
少し強めに暴露されると、夜は呼吸苦が襲ってくるから
いつも吸入薬をお守りの様に持っていました

そんな自分が、杉の木だらけの魚沼に移り住んで大丈夫なのか?
密かに大きな不安材料でした

ところがいざ住んでみた1年めの春
驚くことに、何も症状が出ない!
薬もマスクもいらないし、車も窓を開けて走れる♬

これにはほんとビックリしました
そりゃもう、自分の中では「世紀の大発見!」級の出来事です

今では毎年、花粉症の時期には少し悩まされます
スギ花粉が飛散する春の他にも、秋のススキの穂が出る頃など、1年のうちに何回かは症状が出ます
それでもかつての暮らしに比べたら雲泥の差
普段は何も気になりません

しかもたまに用事があって都会に帰ると
とたんに目のかゆみやくしゃみが出始めるから
逆に確証を得られました

結局のところ、
花粉きっかけだけど、排気ガスなどの空気の汚れが
それを増幅していたのだろうと解釈しています

そうしてじわじわと花粉に暴露される暮らしを
長く続けていたら
いつかそのうち、花粉を異物とも感じなくなって何も反応しない身体に変化するんじゃないか?などとひそかに期待しています
まあ、ここで生まれ育ってても花粉症の人もいる位だから
そんなにうまく事は運ばないだろうとは思いますが

身体の反応でいえば
もう一つ、「虫さされ」

ここに住んでみて最初に堪えたのは
梅雨時に出てくる「ブト」てゴマ粒よりちっちゃい虫
あらゆる隙間から侵入して刺す虫

初めての時には、手首とかをさんざ刺されて
その痒みで夜中じゅうずっとボリボリと搔いて
よく寝られないほどでした

長袖シャツと手袋の間のほんのちょっとしたすき間だったり
顔を覆うネットを一瞬外した時とかに唇や瞼といった皮の薄いところを目掛けて気づくと刺されている

でも地元の爺ちゃんとかは意外と素手でも平気な顔をしている
訊くと痒いっていうけれど、そうでもなさそうです

自分も毎年刺されているうちに
何だか直りが早くなってきたようです
刺されると、その時ちょっと腫れて痒いなと思っても、しばらくするともう何ともなくなって刺されたことさえ忘れてしまうほどです
夜に痒みで悩まされることもほとんどなくなりました

身体が慣れて極端に反応しなくなってきたようです
ウイルスに対して免疫を獲得するみたいなもの

あと、夏になると出てくるのは「刺しバエ」
アブの仲間で、服の上からでも刺してきて超痛いヤツ
夏の暑さが緩む朝夕の時間帯に、水場に近いところに足を踏み入れたとたんワッと襲ってくる
もう命の危険を感じるほどに恐怖です

こいつは正直、身体が慣れるほどまで刺されたくない
ハチと一緒で、厳重警戒です


ここに住んでると色んな生き物がいて
時には人に危害を加えたりもするけれど
彼らが生き抜くためには仕方のないこと

そいつらを駆除・始末するんじゃなく
人間がそれに動じないようになれれば、それで済むだけの事なのかもしれません

まあ身体が反応するのも、危機から身を守るための大切な機序でもあるので、これ自体が無くなったら困ります
最初は反応したとしても、「こいつは大したことないから、次から反応
しなくても大丈夫よ」って信号を身体に送れたら良いのに、なんて思ったりします

インターネットで「次回からは表示しない」ってボタンが押せるように


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