あきら。

約30年間のサラリーマン生活を卒業し、新潟の山里に単身赴任中。50歳過ぎて始めた米作りと田舎暮らし。にしむら農園代表。相棒は柴犬タロー。移住、農業、日々の暮らしを通じて思うことなど綴っていきたいと思います。同世代で田舎暮らしを考えている方に、多少の参考になればと思っています。

あきら。

約30年間のサラリーマン生活を卒業し、新潟の山里に単身赴任中。50歳過ぎて始めた米作りと田舎暮らし。にしむら農園代表。相棒は柴犬タロー。移住、農業、日々の暮らしを通じて思うことなど綴っていきたいと思います。同世代で田舎暮らしを考えている方に、多少の参考になればと思っています。

最近の記事

豪雪の山里から ~ 引越したらまず散策♬

こんにちは さて、実は諸事情あってこの春に住まいを隣の集落へと移してから 概ね2か月半が経過したところです 「隣の集落」とは言え、山の上から麓への移動 標高差200mほどもあるので、まあまあ住環境も変わりました 自分自身は、高校卒業して以来10回以上の引越しを経験しているし 昼間は田んぼ作業をやりに山の上へも行くので、大して変わらないという気もするのですが 自分よりも柴犬のタローにとっては一大事だったようです 成長して初めて経験する住処(すみか)の移動ですし 犬だか

    • 豪雪の山里から ~ もっと服を汚そう♬

      こんにちは しばらくぶりの投稿です さて今年も米づくり体験プログラムを進めています 無事に8組のオーナーさんが集まり、農薬・化学肥料不使用・天日乾燥のはざかけ米(魚沼産のコシヒカリでは超希少品)を一緒につくっていきます 6月初めには大勢の方が山里の田んぼを訪れて 田植え機での田植えや手での捕植を体験されました そして6月末には田の草とりにも応援にきてくださいました その様子を見ていて感じたのは 町で暮らす人は服を汚したり濡れたりすることに ものすごく抵抗感があるというこ

      • 豪雪の山里から ~ それ、食べられる?食べられない?

        ようこそ、こんにちは 毎日暮らしていると、 目にする消費期限や賞味期限の表示 あくまで商品の安全性とか質を 確保するために後から作られたもので それが絶対な訳じゃない なのに 何となく期限を過ぎたら もう食べられないんじゃないって思いこんでる人 多いかも それどころか 賞味期限だと「3分の1ルール」とかいう 流通上の標準タイムラインみたいなのまであって、 実は期限よりずっと前に店頭から除かれて 大量に廃棄されてしまっている 本当は「目安」なんだろうけど なんか期限と

        • 豪雪の山里から ~ 「関係人口」について思うこと

          ようこそ、こんにちは 先日「消滅可能性自治体」が発表された旨の NewsをTVで見ました 全国で744もの自治体が該当するそうで 魚沼市ももちろんその一つです その魚沼市の中でも、特に高齢化の進んだ福山の集落は 全国的に見てもかなり消滅可能性が高い方になるのでしょう だからどうと言うこともないですが 全国いたるところの自治体が なんとかこの局面から脱すべく 地域おこしの取組みを続けています その一つに「関係人口づくり」というのがあります 関係人口というのは、総務省が

          豪雪の山里から ~ Self Madeを愉しもう

          こんにちは。ようこそ この山里に暮らして、色んなことを自力でこなす人たちを 見て過ごしてきたからか? あるいは、手作りにこだわる人達の作品を目にする機会が 多くなったからか? 協力隊として暮らしを始めたから、この地域の素材を 生かして何か新しいモノづくりを提案できないかと、 よく考えてます これまでに手掛けたものは 今も製品として展開している「野草茶」の他に、 ・使い古しの米袋を使ったバッグ ・ほうきもろこしを使った箒 ・イ草で作る鍋敷きや座布団 ・藁縄 ・しめ縄 ・

          豪雪の山里から ~ Self Madeを愉しもう

          豪雪の山里から ~ 道を踏み外してみるのも悪くない

          こんにちは。ようこそ さて、移住して大きく変わったことの一つに 会社員から個人事業主への転換があります 今も記憶に残るのは、若い頃に飲み会で会った個人の漁師さん とてもフランクな人柄だけど、自分と同年代なのにずいぶん地に足がついた印象を受けました それは、仕事のできる会社員のキチっとした感じとも違って、ちゃんと独り立ちしている感です 危険と隣り合わせで、甘えの効かない仕事をしているからなのか? 家族を養うために自分の手で稼いでいるからなのか? 分からないけれど… むやみに

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          豪雪の山里から ~ 多様の時代ってこと

          こんにちは。ようこそ 世の中、「多様性」の大切さが叫ばれていますね 多数決じゃなくて、あらゆる存在や価値を認めようということかな でその過程として よく分からないマイナーな存在を理解しようと、 細かく分類・説明をしていくと むしろ違いを刷り込むことになってしまって 気づくと差別意識が助長されてしまう 相手を知ることは大切だと思うんだけど… 多様性って難しい 多様であるってことは分類することじゃなく お互いを素直に認めること 「わけへだてなく」ということのはずなのに

          豪雪の山里から ~ 多様の時代ってこと

          豪雪の山里から ~ 大人だからこそ、体験をしよう

          こんにちは。ようこそ さて、魚沼に限らず米づくりをしている全国の田舎町では 小学校の行事など、主に子供たちを対象にした米づくり体験イベントがよく開かれています 春なら田植え、秋なら稲刈りといったピンポイントでの体験が一般的です 普段なら親が苦い顔をする泥んこになっての作業は、子供たちにとっても非日常的で楽しい行事です 主食であるお米がどうやって作られているのかを、子供たちが学習する貴重な機会になっていると思います 今は田植えも稲刈りも機械で行うのが当たり前なのですが、その

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          豪雪の山里から ~ 田舎こそWelcome DX!

          こんにちは。ようこそ 青森の山奥にある、電気も電波も届かないランプの宿が、 外国人観光客から人気が出ているって話を聞きました なるほど、このデジタル社会に疲弊した人からは、 そういうデトックスできる空間は付加価値があるのですね ただ、そこで日々暮らしていくとなると 想像するだけでも大変そうです 自然の中での自給自足の暮らしを志す人には、 むしろ楽しいことなんでしょうが 自分には無理です こちらの福山集落もかなりの山の中です でも道路は舗装されて電気もガスも水道も来てる

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          豪雪の山里から ~ 移住はじめの心得って何?

          こんにちは。ようこそ さて、田舎に移住したての頃に、地域に馴染むのにどう振る舞って良いか分からなくて戸惑う人も多いみたいです もちろん、もともと社交的な人だったり、地域が移住者の受入れに慣れてたり、近所に面倒見の良い人がいたりすれば、それほど苦労しないかもしれません でも、何のツテもない土地に移住して、近所の人とどう接して良いか分からず、こちらから声をかけるのも失礼かも?なんて思うから勇気が出なくて、ただ紋々と孤独の日々を過ごしてるって話しを聞いたりします とはいえ何事も

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          豪雪の山里から ~ やくまわりは厄?

          こんにちは。ようこそ さて、「やくまわり」について 「厄」ではなく「役」 田舎に暮らしてみて知る、数々の役まわり 未だに全貌は知らないですが… 実は都会でも色々あるんだとは思うけれど、今まで自治会などとの繋がりは薄くてあまり気にかけたこともありませんでした (くじ引きでマンションの役員になったことが一度あるだけ) 集落の区長と区長代理、そして集落は5班に分かれているからその各班長というのが地区の「役員」と呼ばれます 一昨年から2年間の任期で、この班長を担っていました

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          豪雪の山里から ~ 亡きオヤジの言葉を思い出す

          こんにちは。ようこそ オヤジが亡くなってもう15年程になります 昔の集団予防接種時の注射針使いまわしが原因でC型肝炎になり、最後は肝臓がんを患って70代後半で亡くなりました 注射針での感染さえなければ、もう少し長生きできた人だと思います もともと仲良し親子でもなく 生きてる間はオヤジのことを想うなんてことは無かったのに 死んでからは何故だか事あるごとに 「オヤジならどう言うかな?」て考えることが増えました 脱サラして農業してる自分をどう見てるかな?とか だいぶ親不孝な事

          豪雪の山里から ~ 亡きオヤジの言葉を思い出す

          豪雪の山里から ~ 反応しない人になりたい

          こんにちは。ようこそ さて、今年の春はスギ花粉の飛散量が多いらしく 花粉症持ちの自分も数日前から 鼻がひくひく、喉もイガイガしてます でも、田舎に住んでみて一番と言って良い発見は 「花粉症は軽くなる」って話 都会暮らししていた20代の頃から、 ヒューヒューいう呼吸苦や鼻水、目のかゆみなどに悩まされ アレルギーの検査をすると スギ、ヒノキ、ブタクサ、イネ、ハウスダストなど…みんな反応アリでした (食べ物だと甲殻類がダメでした) それ以降、欠かさず薬物治療をしていましたが

          豪雪の山里から ~ 反応しない人になりたい

          豪雪の山里から ~ 春はあけぼの

          こんにちは。ようこそ 今年は3月に入っても新たに雪が積もる日が続く おかしな気候が続いてますが それでも気温は少しずつ上がってきて、 そろっと春めいた日も多くなってくる頃です (…そのはず。今夜は雪の予報ですが) このところは、冬の間、なりを潜めていた小鳥たちも 朝にはピーチクと囀りを聞かせてくれ、 夜にはフクロウの声も聞こえてきます キツネやタヌキも冬より活動的になったのか? 餌を求めて集落内をうろつく姿を ちょくちょく見かけるようになりました 山に入れば コブシの

          豪雪の山里から ~ 春はあけぼの

          豪雪の山里から ~ 干ばつ苦 カンバックか?

          こんにちは。ようこそ さて、今年の米づくり、 も少し雪解けが進んだら始まりますが、 一旦、昨年のおさらいです 米づくりに水は欠かせません 何と言っても「水稲」と言うくらいですから でも昨年の新潟は、 記録的な高温と水不足、つまりは「干ばつ」で とんでもない被害が生じました たしか数年前にも水不足の年はあったけれど その比じゃない 結果、全県で米の収量減と質の低下 (最悪は収穫さえ断念したところも)が発生しました 米づくりでは、田植えから稲刈りまで 田んぼにずっと水を張

          豪雪の山里から ~ 干ばつ苦 カンバックか?

          豪雪の山里から ~ あっちもこっちも神様いっぱい

          こんにちは。ようこそ さて、新潟県は日本一神社が多い土地だそうだ 自分自身は、信仰心とか無いけど 確かに気にしてみるといたるところにある 小さな集落にも必ず一つは神社がある 福山の神社は二柱神社。もともとあった十二神(山の神様)と麓の守門神(だったかな?天照大御神が祀られてる)を合祀したから「ふたばしら」 昔から炭焼きや山菜採りなど、身近な山とともに暮らしてきた土地柄だから、山への祈りは欠かせない まだ集落が右肩上がりだった時代、信心深い皆さんから多額の寄付を集めて神社

          豪雪の山里から ~ あっちもこっちも神様いっぱい