「書く仕事がしたい」時に読む本

はじめに

ライティングの勉強の前に,

  • ライターとはどんな仕事なのか

  • ライターはどんな生活をしているのか

を知るため,「書く仕事がしたい」を読みました.

この本では,

  • ライターがどんな仕事か、どんな生活か

  • ライターになる準備と、どうデビューするのか

  • 書く仕事に必要な具体的なスキルと考え方

  • 心身を病まずに書き続けるために必要な考え方

  • キャリアをどう広げていくか、コラムやエッセイなどを書ける書き手になるためには、どんな工夫が必要か

これらについて書かれていました.
ライターを志すにとって方は必読書だと思います.

良い文章とは

本書ではどのぐらい書ければ「書けるライター」かということがスキルの面から定義されていました.
それは,

  1. 「間違っていない」こと

  2. 「わかりやすい」こと

  3. 「面白い」こと

の3つです.

1に関しては,時間と労力をかけることでクリアできそうですよね.
なんなら,ベテランの方が1ができてない事がある.
ともおっしゃっていました.

2,3から一気に難易度が上がったように感じます.
ですが,2わかりやすい文章を書く,というのはコツさえ掴めば難しくはないそうです(本当?)

そのコツは,

  • 一文を短くする

  • 前後の因果関係をはっきりさせて書く

の2つだけなんだとか.
これならやれそうです.
もう少し噛み砕くと,下記のようになります.

  • 1文は40~50文字程度

  • 順接か逆説を意識する

2つ目に関しては,今自分が書いている文章が,

  • A =B(AだからB=順接)

  • A but B(AなのにB=逆説)

のうちどちらかということを意識するということです.

3の面白い文章というのは一旦忘れて,2までをできるようになりましょう💪

ライターの意外な一面

一口にライターといっても色々な働き方があると思います.
私が勝手に持っていたイメージは,

  • 顧客が要求する内容を調べながら,

  • 1人で黙々と記事を執筆する

というものでした.
ですが,本書からは

  • インタビューをして

  • その内容を記事執筆

というのがスタンダードであるように感じました.
これは私にとって嬉しい勘違いでした.

自分からは絶対に手を出さないテーマについて、プロから詳しい話を聞けるのも、この仕事の醍醐味です。
そうやって、世の中のいろんなテーマに対して、その仕事の間だけでも深く学び考える時間を持つことで、人生がとても多面的になります。

書く仕事がしたい 佐藤友美著

どんな仕事であっても,自分の幅が広がらないということはないと思います.
ですが,本書を読んで,ライターはその中でも特に広がりやすいのではないかと感じました.
人生が多面的になる,いいですね.

仕事の選び方

本書で書かれていた幸せになる仕事の選び方は,

  1. 一緒に仕事する人

  2. テーマ

  3. 報酬

この3つのうち2つをいいなと思ったら引き受ける、というものです.

仕事の選び方というのは,会社員をやっているとあまり意識することはありません.
というか意識しなくとも仕事は降ってきます.
ですが,この仕事の選び方は,ライターだけでなく,フリーランスになる上でとても大事な考え方だと思いました.

1番面白かったペンネームの話

この本の本筋ではないのですが,ペンネームの話が一番笑いました.
(注記:笑う本ではありません.悪しからず.)
ペンネームを本名にするかどうかはあ色々なところで語り尽くされています.
その大半が

  • 本名なら,信頼性,権威性が上がり記事の信憑性が増す?

  • ペンネームなら身バレの心配なし

くらいのものですが,本書は今までにない角度からこのペンネーム問題が語られていました.
ぜひこれは本書を読んでみてください.

さいごに

ライターの方が書かれている本なので,

  • 読みやすいことはもちろん

  • 面白い上にためになる

良書でした.
この本に書かれていることを実践しながら,
本書で紹介されていた

  • 文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

  • 職業、ブックライター。

  • 仕事はもっと楽しくできる――大企業若手50社1200人 会社変革ドキュメンタリー

この3冊を読んでいきたいと思います.
ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?