音楽と記憶と私
note初投稿ということで、何をどう書いていいかわらないけど、書きたいことを書いていこうと思う。
音楽と記憶はセットである
いきなりだが、私は音楽が好きだ。音楽そのものが好きというよりかは、私を魅了するアーティスト達が奏でる音楽が好きだ。
そして、その音楽たちと過ごしてきた日々は濃厚に交わり合い、切っても切り離せないものである。
何か一つの出来事を思い出せば、その時好きだった音楽も一緒に脳内に流れてくる。逆にその音楽を聴けば、その時抱えていた悩みや想いが思い起こされ、むず痒い気持ちになったりする。
失恋したときに救われた曲はaiko
子どもから大人まで幅広い世代に人気を誇る日本の国民的歌姫aiko。
私は高校生のときに、人生で初めて大失恋というものを体験した。
泣いても泣いても晴れない気持ち、何をやっても楽しくない毎日。そんな"病み"の闇の中、この曲を聴いた。
雲は白リンゴは赤
ファンの間では"雲リン"という愛称で親しまれているこの曲。
アップテンポでとてもキャッチーな曲かと思いきや、歌詞は胸がえぐられるくらい悲しい。
笑顔の空
あなたの様にあたしも
大丈夫になりたい
このフレーズを聴いたとき、「この人は私の気持ちをそのまま代弁してくれてる!」と感動した。
まだ好きなの?と言われそうだから
誰にも言えないこの想い
細い糸を紡ぐ様よ
切れないであたしの心
「なんで私の気持ちわかったのーー!?」と絶叫した記憶がある。
初めて人をこんなにも好きになって、初めて失って、初めて感じた気持ち。その気持ちに寄り添ってもらえた感覚になったのがaikoだった。
それから11年。
今でも私はaikoが大好きで、aikoに出会えてほんとによかったと思う今を生きている。
あの大失恋のおかげでaikoを好きになれた。
生きていれば誰もが味わう絶望、壁、生きにくさ。
でもそれは、自分の武器を手に入れる序章なのかもしれない。
今思うとちっぽけな失恋。
そんなちっぽけな出来事に感謝している。
ーそんなことばかりで溢れますようにー