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ワイワイワオキツネザル【散文現代詩】

ワオキツネザルは大変器用で、ファミリーコンピューター(ファミコン)に興じます。

好きなタイトルは、コナミワイワイワールドでした。ゲームの内容ではなく、まさにタイトルの響きそのものに心酔しているようです。サピアも目を丸くします。
声帯キツネザルは、その「ワイワイワー」の部分に着目し、そして、反復発声し、ニ回戦を勝ち抜いたチーム(昭和系アナウンサーは、ティームと発音することも)の監督が、反復練習しかないんですよ、エラーをする者にレギュラーは任せられないんですよ、と発言する絵が背景にさし挟まれることも、あるようでした。

ワイワイワー、ワイワイワー、ワイワイワー、ワイワー、ワイワー、ワイワイワー、ワイワイワー、ワイラー(飛龍の拳)。

演説にはいつも接続法が採用され、人々の心にカリフラワーの粉末を練り込むようなこともありますので、感想戦の燃料になります。
ハツカネズミ。オリーブオイル。そして高床式倉庫。グレコローマン(ギリシャローマ)スタイル。それらが等間隔で並べられていました。

意識に直接あたえられた元気マシュマロ。

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