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掘る女ー縄文人の落とし物

友人がてきぱきと前売りチケットを手配してくれて、特典のオリジナルシールをゲット、座席も予約済みだったので、台風の予報をはねのけてイメージフォーラムへ出かけてきました。

最近は映画館に行っても、レシートみたいな指定席券くらいしか残らないのに、今PCのすぐ横には、指定席券のほかに、チラシとオリジナルシールと、前売りチケットの半券があって、こうなる何か書いておこうかなとなりまして、久しぶりにNOTEを開きました。

普段はシールなんてもらっても貼るところがなくて困るタイプなのですが、このシール、なんとなく気に入ったので、これまたなんとなくスマホカバーに貼ってみました。

特に縄文にも土器にもはまっているわけではなく、ただただ、何かに情熱を燃やす女性の姿に興味を持って出かけました。予想通りに地味な映像、なのですが、それを覆すような情熱やロマンを感じました。

しょっぱな、発掘現場の階段を下りながら調査員の方が

階段を◎◎段降りると、その地層は江戸時代ころ、もう何段か降りると××年前の地層で△△時代、そしてここまで降りると縄文時代です

というようなことをおっしゃっていて、これで一気に引き込まれました。

星糞峠の遺跡発掘現場で調査員として働く大竹幸恵さんが掘り出した「棒切れ」(縄文人が黒曜石を掘り出すときに使っていた掘削道具)を握りしめて、縄文人も感じたであろうその感触をきらきらした目で語るシーンでは、思わずその感触を想像してしまいました。

募集チラシを見て何気なく応募して、そのまま作業員として何年も現場で掘っている池田さんという方は「当たり屋」のようで、珍しいものをいろいろ掘り当てているそうです。

一見(一聴?)効果音と思われる音楽がずっと気になっていて、どこかで聞いた雰囲気だなぁーと思っていたら、川口義之さんで、エンドロールの演奏は渋さ知らズで納得。

久しぶりの映画館は、台風ですいていたせいもあってか空調がきいていてちょっと寒かったけれど、気になる作品の予告も見れてやっぱりいいもんだな、と思いました。

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