【ビジネス書】承認が人を動かす #18
こんにちは、GIANT KILLINGです。
今回は前回に引き続きコーチングの本を
紹介させていただきます。
承認が人を動かす
鈴木義幸さんのコーチング本です。
個人的には、
前著「コーチングが人を活かす」よりも
学びが多かった本です。
担任として、
明日の教育活動に生かすことができます。
前著もまとめていますので、
気になる方はぜひ読んでください🙇♂️
本の概要
人は安心という欲求を満たしてくれる人に対して
絶大な信頼を寄せます。
本書のタイトルのアクノレッジ(承認)とは、
私はあなたの存在をそこに認めているという
言動や態度のことです。
このアクノレッジを積極的にすることで、
相手の行動の変容を促すことができます。
→コーチングがより可能な状態になります。
運動部の名監督は、
子どもに問いかけながらも、
承認というシャワーを毎日たくさん浴びせてます。
昔のように月に数回、年に数回のレベルではなく、
現代では毎日のようにアクノレッジし、
相手の存在を積極的に認めていくことが必要です。
アクノレッジの具体的な方法は、以下の通りです。
①相手をよく見て、相手が考えることを洞察する。
ただやみくもに、褒めるのではなく、
相手がどんな言葉を求めているのかを考え、
相手の求める言葉を投げかけることが大切です。
②相手を信頼して、任せる。
任せるという行為はスーパーアクノレッジメント。
任せたからには変に口を挟まず、
相手の裁量で進められる部分を
きちんと与えて仕事を振ることが効果的です。
③承認するときはIメッセージを使う。
相手の行為が自分にとって、
どんな影響があったかをIメッセージで伝える。
④怒らずに、叱る。
叱ることはリスクを伴います。
時には、相手のことを考えてリスクを承知で、
ネガティブなことも進言します。
⑤部下を接待する。
相手が自分にとって、
どれほど大切な人であるかを伝えることで、
相手の安心感を満たすことができます。
安心感を満たすことで、
よりよい行動を促すことが可能になります。
この他にもアクノレッジの方法は複数あります。
相手にマッチしたアクノレッジができるかどうかが
信頼関係を築く上で、鍵となります。
相手のことをよく観察し、
どのようなタイプかを見極め、
適切なコミュニケーションを図ることが大切です。
おわりに(こんな人におすすめ)
教師であれば、
アクノレッジの方法の⑤部下を接待するは、
子どもを接待するに置き換えることができます。
教師として、
子どもの成長、前向きな行動を促すためには、
私にとってあなたがどれほど大切かが
十分に伝わるように、
子どもを接待することがあってもよいと思います。
接待という言葉に誤解が生まれるかもしれませんが
本質を見極めていくとやはり大切だと感じます。
子どもをよく観察して、
その子に合ったアクノレッジをすることで、
子どもの力はぐんぐんと伸びます。
コーチングに興味のある先生方
子どもに前向きな言葉をかけるのが苦手な先生
このような方に本書を読んでいただきたいです。
私も日々、子どもの名前を呼んで、
たくさん声をかけることを意識しています。
本書を通して、
より質の高いアクノレッジができるように
心がけていきたいと思っています。