【ビジネス書】コーチングが人を活かす #17
こんにちは、GIANT KILLINGです。
今回はこちらの本を紹介します。
コーチングが人を活かす
鈴木義幸さんのコーチング本です。
千葉ロッテマリーンズの吉井監督の
『最高のコーチは教えない』を読んで、
コーチングに興味をもちました。
子どもとの関わり方について
もっと考えを深めたいと思い読んでみました。
本の概要
コーチングで最も大切な事は、発見を促す事です。
答えを教えるのではなく、
答えは既に相手の心の中にあると信じて引き出す。
これがコーチングの考え方です。
自分で考えながら見つけた答えは、
自身の血となり肉となり、活用できます。
私の好きなサッカー漫画の『アオアシ』でも、
コーチが答えを教えるのは、
コーチが楽だからであり、
自分で答えを見つけられるようにすることが
大切だと主人公の監督が語っていました。
コーチングでは、
答えを教えるのではなく、
答えを自分で見つける旅のお供をします。
答えを自分で見つけられるようにするための
コーチングのスキルとして、
チャンクダウンとチャンクアップがあります。
チャンクダウン
→言葉のかたまりをほぐし、具体的にする。
チャンクアップ
→具体的な事象を、抽象的な概念に引き上げる。
どんなことをしたいのか、
まず何をしたらよいのかなど、
チャンクダウン・チャンクアップで見つけます。
対話を通して相手の心の中にある答えを引き出し、
気づきを与えることを意識します。
よりよいコーチングをしていくためには、
相手との信頼関係の構築が大切です。
日ごろの何気ない一言を覚えていたり、
話題として取り上げたりすることで、
少しずつ相手との関係を築きます。
同じ言葉を繰り返すことは、
相手の状態を認めるということです。
受け止めてもらえているという安心感も
関係の構築にとても重要です。
よくやったね、やればできるじゃんなどの
YOUメッセージよりも
頑張ってくれて嬉しいといった、
自分がどう感じたかをIメッセージで伝えることが
コーチングでは大切です。
おわりに(こんな人におすすめ)
本書はコーチングの基本書です。
コーチングを知ってからは、
答えは子どもの心の中にある。
気づいていないだけだから、
上手く気づけるような声をかけようと
意識するようになりました。
先ほども紹介した通り、
人は自分で答えを見つけることで血肉となります。
その場その場での指導とお別れです。
教師がいくらその大切さを伝えても、
教えられるのと、自分で気付くのには天と地です。
コーチングについて興味がある先生方
子どもの思いを大切にしていきたい先生方
このような方に本書をおすすめします。
今後もこのように心に残った本の感想を
紹介させていただきます。
読者の皆さんの読書生活に役立てれば光栄です。