転院と月見バーガー
相変わらず休職をしている。この一ヶ月は日に日に気力が無くなっていくのがわかった。
「カウンセリングに行って、少し元気になって、次のカウンセリングまでにその元気が少しずつ無くなっていった。」と夫が思っていたのを昨日初めて聞いた。
自己否定の声は心理士さんからのアドバイスで少しずつ無くなって行ったけど、起きたときの無力感、起きた直後の疲労感は増すばかりで、とりあえずで決めてしまった心療内科の主治医は、何を伝えても薬を増やすことも減らすこともせず、「じぶんのトリセツを作ってみよ!」「バンジージャンプと一緒だから」と言葉をくれたけれど何も理解ができず、窓口でお金を払って帰ってきたけど、なんのために病院にいったのかわからなかった。
その直後パニックの発作のようなものを起こし、夫が即転院を決意してくれ、すぐに方方に電話をかけ、手筈を整えてくれた。
昨日、はじめて新しい病院に行った。
雑居ビルの2階で、白っぽい内装で、なんとなく近未来的、きっとトイレはこの街で1.2番目ではないかと思うくらい綺麗だった。
ひっきりなしに人が来た。人気がある病院で、精神科はやっぱり需要があるのだなと思った。
先生は落ち着いた女性の先生でしっかりとヒアリングをしてくれたイメージで、少しほっとした。
「メイラックス効いてるなと思いますか?」と言われて「全くわからない」と伝えたところ、ラツーダに変更になった。
どうしても「躁鬱」「統合失調症」のイメージがよぎり、ラツーダか…と「適応障害」でいたい自分としては少し落ち込んだ。
が、夕食後、とりあえず飲んでみた。
吐き気の副作用があるらしいので胃薬と一緒に。
朝、起きたのは10時半だった。
起き出して、シャワーを浴び、湯船を洗い、洗濯を回し、掃除機、クイックルワイパーをかけた。
多肉植物に水をあげ、洗濯を干した。
あれ。
なんか、もしかして元気じゃないかと思った。
見違えるほど元気な気がするぞ、と。
いつも上記の家事でぐったりするくらい疲れるのに、と。
それは主観ではなく、夫から見てもそうだったようで、久しぶりに笑った顔を見たと言って涙ぐんでいた。
わたしはわたしが元気になって喜んでいる夫をありがたくて嬉しく思った。
お昼は夫が月見バーガーを買ってきてくれた。
パッケージのうさぎの耳が折れていてかわいいね、と話した。
完食はできなかったけど、月見バーガーは美味しかった。
先週、ようやく元気になれるという内容のおみくじをひいたのを思い出した。
みるみる元気にしてください。
わたしきちんとお薬を飲んでしっかり休みますから。