【1月刊：担当編集の推しコメも！！】光文社文芸編集部の新刊2作品をご紹介！
2024年1月は2冊の新刊を刊行しました。大注目の2冊です。読み逃しなく！
①『１９４７』長浦 京
★『１９４７』あらすじ
―――そこは今も敵国だった。
1947年。英国軍人のイアンは、戦場で不当に斬首された兄の仇を討つため来日する。駐日英国連絡公館の協力を得つつ少ない手掛かりを追うが、英経済界の重鎮である父親ゆずりの人種差別主義者でプライドの高いイアンは、各所と軋轢を生む。GHQ、日本人ヤクザ、戦犯将校……さまざまな思惑が入り乱れ、多くの障害が立ちふさがる中、次第に協力者も現れるが日本人もアメリカ人も信用できない。イアンの復讐は果たされるのか？
☆担当編集の【ココが推し！！】
昨年は代表作の一つである『リボルバー・リリー』が綾瀬はるかさん主演で映画化されるなど、ハードボイルド・アクションの名手として最注目の長浦京さん、待望の新作長編です！
初出は雑誌『ジャーロ』で2年半にわたって連載されていたものですが、単行本化にあたってラストの見せ場が大幅に改稿され、アクションシーンもかなりブラッシュアップされました。
本作の最大の特徴は、1947年の東京を異邦人の視点で描いたこと。終戦直後を舞台にした作品は数多くありますが、復讐のため初めて日本にやってきたイギリス人を主人公に据えることで、同じ戦勝国ではあってもアメリカ人のような支配者目線ではなく、また日本人の犠牲者目線とも違う、独特の世界観が広がっています。GHQや戦犯将校、日本の警察やヤクザなど様々な思惑と騙し合いの中、一心に突き進む英国軍人の復讐活劇。長浦京さんの新たな代表作が完成いたしました！
②『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』東野圭吾
★『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』あらすじ
この人は人生をリノベーションするつもりだ。
亡き夫から莫大な遺産を相続した女性の前に絶縁したはずの兄が現れ、「あんたは偽者だ」といいだす。女性は一笑に付すが、一部始終を聞いていた元マジシャンのマスターは驚くべき謎解きを披露する。果たして嘘をついているのはどちらなのか――。
謎に包まれたバー『トラップハンド』のマスターと、彼の華麗なる魔術によって変貌を遂げていく女性たちの物語。
☆担当編集の【ココが推し！！】
国民的作家・東野圭吾さん。
昨年は国内発行累計部数１億部突破、菊池寛賞受賞、紫綬褒章受章と大ニュースが続きました。そんな東野さんが生み出した新たなキャラクター、 ブラック・ショーマンのシリーズ第２弾がついに刊行です！
『名もなき町の殺人』で初登場した”黒い魔術師”神尾武史の活躍ぶりに御期待ください！（こんなおじさんがいてくれたらと思わずにはいられませんっ！）
そして、刊行に伴いさまざまな企画も目白押しです。
シリーズの主要人物を、津田健次郎さんと水瀬いのりさん、二人の声優が演じるボイスＣＭを展開し、特設サイトやラジオＣＭ、書店さん等で配信、放送中。また、スペシャルプレゼントが当たる特別企画も実施します！
作中に登場するバー「トラップハンド」をイメージした特製コースターを抽選で３００名の方にプレゼント。
常識破りのヒーローの活躍にぜひぜひ御注目ください！
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【1月新刊発売中！】
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