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中年の危機を迎えた

人生って山と似てる、そんな気がする。

学生の時、就活が嫌で嫌で
1年休学した。
休学中にヨーロッパ、南米、アメリカ、アジアを回った。

周りの子は
外資系商社、
世界的なIT会社など
名だたる就職先に決まっていく。

そんな彼らと自分を比べて
焦ったり自己嫌悪の日々だった。

そんな時、見かねた親友が言った。



「あなたはあなたの山を

わたしはわたしの山を

それぞれ登っている。」


人と比べなくていい、という
親友からのアドバイスだった。


あれから20年、
わたしは必死に山を登ってきた。


山頂を目指して
登り続けた。

頑張っていれば
いつか必ず山頂に辿りつく。

そう思ってた。

誰かの夢に向かって
登っていたのかも


頑張ればいつか報われると
信じてた。


いつか天職をみつけて
いつか結婚して
いつかお金持ちに

人生の頂点には
幸せと安心があると思ってた




このまま登れば

いつか幸せになれる。


残酷なことに、


「いつか」は来なかった。


つづく

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