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IT業界

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#富士通エフサス

ある金融端末CEの話

 クラウド化の進行やFinTechの浸透により、顧客先の保守対象機器が減少すると現場のCEにどんな影響があるのでしょうか。今回は金融端末を担当するCE(Aさん)についての話をします。

■Aさんの現状
 Aさんは山梨県に住む48歳。ベテランの金融端末CEです。

 プライベートでは、20台早々で結婚した奥さんとの間に二人の子供があり、二人とも就職し独立しています。
(金融担当のCEがATMや窓口の

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富士通エフサス・NECフィールディングの「トピックス」に見るITインフラサービスの現状

 これまで、ITインフラサービスの今後について考察してきました。

・クラウド化に伴い、現場のハードウェアが減り、ITインフラサービスの市場が縮小する。
・この分野の最大手である富士通エフサスを題材に今後の展望を占う。

 まとめるとこんな感じになりますが、10月の組織改定からなにか新たなITインフラサービスが発表されるものと期待しておりましたが、10月24日の時点で新たなメッセージはありませんで

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富士通エフサスの再編に見るITインフラサービスの今後

 前回、ITインフラサービスは現場にハードウェアがなくなるため、その付帯作業もなくなるという内容の記事を書きました。
 今、その業務に従事している人は今後どうなっていくのでしょうか。
 再編が進む、この分野では最大手の富士通エフサスを題材に考察していきます。

 ITインフラサービスにまつわる作業は、6つの職種により提供されています。具体的にどのような影響があるのか挙げていきます。
1.ハードウェ

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【続報】富士通エフサスの再編に見るITインフラサービスの今後

 前回は、富士通エフサスのITインフラサービス事業が今後どのようになるのかというテーマで書きました。
 改めて同社のプレスリリースを見ると、直近でリリースされた2件は以下の通りです。
 (この辺の記事は流し読みでよく読んでいませんでしたが、前回記事を書いた流れで改めて確認してみました。)

・2021年8月30日
 富士通エフサス、富士通エフサス・クリエの株式をUTグループへ一部譲渡
・2021年

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ITインフラサービスの今後について

 サーバーといえば、主にWindowsやLINUXのOSが挙げられます。
かつての汎用機とは違い、人(SE、CE)が本体に含まれるわけではなく、あくまでサーバプロダクト(ハード、ミドル、アプリ)+サービスの提供がビジネスモデルとなります。ハードで言えば、エントリモデルなら数万円で購入でき、利益が出ません。これはサーバ単体で見た話ですが、規模の大きな 情報システムの場合、サーバーが何十台もある構成に

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