ゴーストレストランで儲けるハック
色々な人に「ゴーストレストランって儲かるの?」と聞かれるのと、自分自身もゴーストレストランを初める前に知りたかったことなので雑に書いてみます。
結論
売れるブランドをたくさん作って、販売するプラットフォームを増やせば儲かります。
店舗の実績(売上)
現在、坦々冷麺、ルーローハン、麻辣湯の3ブランド(加えて、2週間以内にもう2ブランド追加予定)があって、そのうちの1ブランドのUberEatsのデータだけ公開します。
- 2021年7月の売上が618,270円
- 2021年8月の売上が1,071,690円
※実際には他ブランドの売上と、foodpanda・Menu・Woltの売上も追加されます
UberEatsのみで1ヶ月100万円以上売り上げるお店はあまりないらしく、90%以上のお店が100万円以下の売上になっています。
店舗の実績(利益)
売上に対して、利益率はけっこう低いです。
ここではゴーストレストランの利益モデルを説明するために、UberEatsで1ブランドのみで100万円売り上げた場合の利益計算をしてみます。
100万売り上げたとして、
- Uberに35%+消費税で、38.5万を手数料として支払う必要があります
- また、家賃・光熱費・原価で35万ぐらいかかっています
※間借りで運営していて、10:00~15:00までしか営業していないので家賃が安いです。
そのため、自分自身がワンオペで営業していたら26.5万手元に残る計算になります。
26.5 = 100 (売上) - 38.5 (Uber手数料) - 35 (原価+家賃)
この26.5万が儲かっているか、儲かっていないかという話になりますが、私はあまり儲かってないのではないかと思っています。
上記のことから、「UberEatsのみ」かつ「1ブランドのみ」で儲けることは難しいです。
※もちろん例外は多数あると思います。
そこで私が行っているのはブランド数、販売するプラットフォーム数を増やして、売上を生む面を増やしています。
また、ブランドが増える事による運用の手間を増やしたくないのであれば、販売するプラットフォームを増やすだけでも若干の売上増を見込むことができます。
面を増やす > 1. プラットフォームを増やす
販売するプラットフォームを増やした場合の売上の数値感で言うと、
- UberEats: 100
- foodpanda: 20
- Menu: 15
- Wolt: 5
です。
つまり、UberEatsで100万売れてれば、foodpandaで20万、Menuで15万、Woltで5万売れるということになり、UberEatsだけで100万売れていた店舗が他のプラットフォームを入れると、140万売れるようになります。
面を増やす > 2. ブランドを増やす
仕込みや運用の手間はある程度増えますが、ブランドを増やすことによって
売上を上げることができます。
単純計算になりますが、
- 月商100万円のブランドが2ブランドあれば、月商200万円になりますし、
- 月商140万円のブランドが2ブランドあれば、月商280万円になります。
また、ブランドを増やすことによって、いわゆるポートフォリオの最適化ができ、売上を安定させやすくなります。
つまり、暑い日に売れるブランドと寒い日に売れるブランドを作れば、暑い日でも寒い日でもお店としては両方売れる日になるという具合です。
面を増やす > 結果
1ブランド・UberEatsで売上100万円のブランドが2個あると想定して計算すると、月商280万円となり、手元に残るお金が92.2万円/月だと十分「儲かってる」と言えるのではないでしょうか。
92.2 = 280 (売上) - 107.8 (Uber手数料) - 80 (原価+家賃)
※商品によって季節変動はあるので、あくまで計算上の話です。
まとめ
売れるブランドをたくさん作って、販売するプラットフォームを増やせば儲かる可能性はあるという話でした。
実際は運用コストの問題だったり、食材のストックができなかったりするので工夫は必要になりますが、ゴーストレストランでは10ブランド運用している店舗もあるようなので、やり方に次第だと思います。
フードデリバリー自体もまだまだ黎明期だと思いますので、挑戦してみたい方がいらっしゃればお気軽に情報共有しましょう。
なにか聞きたいことや書いてほしいことなどあれば、TwitterのDMやメンション、noteでのコメントいただけると幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?