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愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。第十七話。

一日一話、愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。今日は第十七話「幼なじみは素直になりたい」です。

前話でみくを押し倒したゆきや。
話の冒頭、夜の帳が下りた外、とんでも寝相で寝るわかな、同じ建物内の一室、布団の上。もうどうなってしまうん!?という緊張感。
みくに避けられるイメージを見るゆきや。しかしみくは逃げず…。
「逃げたら…負けな…?」と伝えさらに迫るゆきや。お互いの吐息が、熱が感じられる距離感でみくは。
「ほ…ほったらかしが…いやだっただけで…」
「こんなの…ちょっと…やらしいぞ…っ!」
これが精一杯だよな。みくから伝えられるギリギリの表現だと思います。

それを聞いて我に返り「ごめん。ちょっと、やりすぎた。」と素直に言うゆきや。
みくは意を決してゆきやに聞きます。
「愛してるゲーム…つまんない?」
予想外の言葉に「…え?」と戸惑うゆきや。
「…やめたい?」
「なんか…さ…」
「ちょっと距離…感じるしさ…」
「もしかして愛してるゲームがゆきやを気まずくさせちゃってるのかなーって。」
もうここまでのみくの表情の変化、顔の動き、仕草が切なくて、でも流れる空気は別れ話のそれで。
ゆきやも唯一の接点が絶たれるイメージ浮かんじゃってさ。辛い。

「べ、別に、そんなことないけど…」
「今日だって…昔みたいに、」
「一緒に料理して…飯もメチャウマだったし…」
「リグマも…楽しかったし…」
と言葉を絞り出すゆきや。
それを聞き「でも、ゆきやを…困らせちゃってる…」
「それが…それがさ…」
「愛してるゲームやってるせい…なんだったらさ…」
「…やだな、…って。」
涙を浮かべ素直な気持ちを吐露するみく。
そんなみくに伝える言葉が浮かばないゆきや。
そして紡いだ言葉。

「俺は…愛してるゲームをやって…よかったって、思ってる…」
「俺さ…」

ゆきやから伝えられる言葉とは…!

いやもう一話通してすげぇ緊張感よ。
本当に空気感の描写が巧みで、ドンドンのめり込んでいってしまいます。
そしてそれぞれが胸の内を打ち明けることで訪れる変化とは…次回第一章完結!

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