![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/131325146/rectangle_large_type_2_7e80d20c3f56404c2a8b0183ac9e733c.jpg?width=1200)
愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。第四話。
一日一話、愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。今日は第四話「幼なじみは繋がってる」です。
みんなの輪の中でアフタヌーンティーの話題で盛り上がるみく。「ママとたまに行くんだー。」という意外ではないけど少し安心する一言が挟まれています。
みくって家族が出てこないのよね。おばあちゃんは亡くなってるし、お父さんは出張(だっけ?)、お母さんは病院の仕事で基本不在にしていて回想の中でくらいしか出てきません。だからこういうセリフの中で、家族との時間も過ごせてるって知れるだけで、少し安心したり。
さて、そんなお店に「みんなで行かん?」とお友達から誘われたものの「先約があるから」と断るみく。その先約の相手はもちろんゆきやなのでした。
(2ページの)「桜さんとアフタヌーンティー」でここまで優美な姿を妄想できる男子諸君の妄想力もなかなかのものよ(笑)
かくして迎えた土曜日、そこにはゆきやと一緒にイカトゥーンをプレイするみくの姿が!しかもなかなか荒ぶってる様子。
ゆきやは「ゲーム用語満載の罵詈雑言」とは評しているものの、可愛らしさが抜けきらないのはみくのヒロイン力のなせる業か。(「目の下にクマできろバカー!!」は罵詈雑言に含まれるんか?(笑))
ゆきやに「また口悪くなってるぞ」と指摘されて「せっかくゆきやがキル取ってくれたのにー。」は愛してるゲームじゃなく素で言ってるんだろうなって思うと、みくの気持ちが透けて見えますね。ここのゆきやの脳内みく可愛い。
そして挟まれる回想。
中学に上がると家の行き来が減って、自然と二人の時間みたいなのも減って、自分の知らない「あいつ」が増えていって。こういうのもどかしくなる。
一応「友達とケーキ行かなくてよかったのか」と水を向けるゆきやに、「私は愛してるゆきやと一緒に遊ぶの楽しいよ。」と返すみく。
「雑に仕掛けてきやがって。」と思いつつもしっかり頬を赤らめているゆきや可愛い。
そしてヘッドホン越しに響き渡るみくの息遣い。ここの2ページは6ページでみくの息遣いをたっぷり響かせた後に、7ページ大ゴマでゆきやと一緒に無邪気にゲームを楽しむみくの姿が描かれて、みくの魅力に溢れたページ構成になってますね。
昔みたいに気軽に家に呼ぶ機会を伺うも今さらそんなこと言ったらそういう意味になっちゃうと悩むゆきや。ここで一段落し飲み物休憩に。
ここ(9ページ)もヘッドホン越しに響く音が存分に描写されています。ゆきやが耳かきASMR好きになったのこのせいでは!?という気がしてきますね(笑)
そんなみくが飲んでいたのはスポロン!その姿を見たがるゆきやですが「写真送ってくれなんて言ったら変態と思われる」という至極真っ当な判断を下します。
そこで一計を案じジャブを入れたあとに「カメラつけて顔見せてみろよ。」と迫るゆきや。ドヤ顔で何言ってんねん!
みくからお風呂上がりだと告げられるも、むしろ勢いを増し謎理論をズラズラと並べカメラをつけてもらうことに成功!そこに映った姿は…
か、可愛すぎるやろォォー!!
恥じらう姿もまた天使!
そんなみくの画面越しの姿を見て、「少し大人っぽくなった気がする…」と感じつつカメラに映った自分の姿を見てボサボサの髪の毛を気にするあたりゆきやらしくていいなと思ってしまいます。
みくが大事に抱いているぬいぐるみ、お気に入りだった掛け物。そんな様子を見て「変わってないな…」と呟くゆきや。少し大人っぽく見えても中身はあの頃のままだったんですね。
一方みくも、恥ずかしがりながらもゆきやの方をチラッと見て「休日にゆきやの顔見れるなんて…ラッキー!」と嬉しそうな様子。髪がへたれてメガネをかけた姿に、「昔のゆきやみたいで…かわいい。」と微笑むあなたもかわいい!お互いに変わらないところをしみじみと感じ合う様子は、二人の繋がりを思わせてくれます。
最初は照れていたみくも「この髪がたまらないんでしょ〜?」と髪をなびかせる余裕を見せ、「愛してるゲームをするなら…カメラが必要」という大義名分を手に入れた二人はカメラの位置の研究を始めるのでした。
毎話みくの魅力に溢れる今作ですが、今話もまたみくの可愛らしさが怒涛のように押し寄せるお話でした。ただそれだけではなく、学年が上がっていくにつれ変化していく二人の距離感。そんな二人を繋ぐものは愛してるゲームとイカトゥーン。
互いに互いを思い合っていながら、相手に見合う自分になりたいと願い距離を縮められない中で、二人を繋ぐ大切な時間が描かれていてとても好きなお話です。
最後カメラチェックに付き合わされるわかなの「どれもかわらん。」がさすがのキレ味でした(笑)
さて、今日で第四話までお送りしてきましたが、次回更新では第五話から第七話までをまとめてお送りしようと思っています。
というのも、ブルースカイで一日一話投稿を続けているのですが、ここからの三話は投稿を分けるとあまり思った内容にまとめられていないように感じました。
話の展開的にも三話まとめて一つのお話な要素があると思ったのでそのようにやってみようと思った次第です。
次回更新は三話分で三日後…ということにならないようまとめていきたいと思います!
引き続き愛してるゲームを終わらせたいをよろしくお願いします!