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愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。第三十一話。

一日一話、愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。今日は第三十一話「幼なじみが…彼氏だったら」です。

まず扉絵!
二人でゲームをする時間を持つ一方で、学校では馴染めないゆきやの哀愁漂う後ろ姿が印象的。
そしてなっちゃんは隙さえあれば「おもちっ◯」を披露しているよう。これだけ宣伝活動をし続けた結果(?)、第6巻ではついに表紙を勝ち取りましたね!
6巻の表紙のなっちゃんがドストライク過ぎてたまらんです。

さて、クラスの陽キャグループで体育祭の応援グッズ作りで盛り上がっているみく。ゆきやは昨夜の通話で誘われたことを思い出しながらも、「…入れるわけないだろ、あんなの。」と避けてしまいます。
みくも昔苦手だったことに思いを馳せながらも「俺には無理だわ。」と帰ろうとするゆきや。

そこにやってきたのは5組の面々、そして山吹くん。
みくとやたら親しげに話す様子に帰ろうしたゆきやの足も止まり、自分の席へ。
会話を盗み聞きしつつ「…みく こういうの好きだったのか、知らなかった。」と検索するゆきや。
好きな人が自分の知らない話題で他の人と盛り上がってるの見ると心がチクチクするよね。

そしてやけに近い山吹との距離感にもやもや。
「俺とキスした唇で、他の男と話さないでほしい。」
「…なんて…言えるわけない…」
そうして思い起こされるのは、みくの看病に走った翌日のクライスメイトの会話。
「…もし俺が、みくの彼氏だったら…」
と想像するゆきや。

しかし、
「桜さん今夜続き話そうよ。ディスコ入れてるよね?」
と山吹の攻勢が続く。
「ごめんっ!!」
「今夜は、…別の人とイカやる約束してるんだ。」
「3人でイカしながらでよかったら…」
「…ちょっと聞いてみるね?」
と答えるみくに、明らかに動揺するゆきや。
そんな様子に、
「あーイカ持ってはいるんだけど、俺初心者だから迷惑かけちゃうかも」
「もう一人の人に悪いから、また今度遊ぼう。」
と遠慮する山吹くん。空気読めてえらい。

そして解散後、
「ゆきや。帰らないのかー?」
と声をかけてくれるみく。
いや、みんな先行ってるじゃん。「ハラヘリー」なりおちゃんと、みんなでジョイジョイ寄ってこーって言ってるじゃん。
そんな中わざわざ残って声かけてくれたの?天使すぎん!?

寝たふりをやめ「そろそろ帰るか。」と伸びをするゆきや。
「もしかして待っててくれたの?」
「…それともやっぱり交ざりたかった?」
と聞くみくに、
「足が痺れて動けなかっただけだわ。」
と返すゆきや。
お前そんなことやってるとほんとにそのうち誰かに取られるぞ!という危機感はゆきやも持っていたようで、
「…さっきの、さぁ…」
「ん?」
「お前と二人きりで話したいだけだと思うぞ。」
と水を向けるゆきや。

「え?…あー」
「うーん…そうだなぁ、そうかもなぁ…」
「はっきり断れよ。」
「でも失礼じゃん。仲良くしたいだけかもしれないし…」
「もしかして、さっきの人と二人だけで話されるのがイヤだった?」
「は?俺が?バカか。」
バカはお前だ。そんなこと言ってるとほんとに誰かに取られるぞ!

「彼氏でもないし、そんな事…」
と続けるゆきやに、
「…え?ゆきや、彼氏になったらそういう事言うタイプ?」
と返すみく。するとゆきやは、
「そうだな…彼氏になったら…」とみくの手を取り、
「絶対に、他の男には近づけさせないし、触れさせない。」
と宣言します。

「ほんっっとに、そういうキザなの似合ってないからっ!!」と言いつつ
(…そっか…)
(ゆきやって彼氏になったら、独占欲強くなるタイプなんだ…)
と少女マンガ的な想像を広げるみくと、
(…独り占め。)
(そりゃしたいに決まってるだろ。)
と思うゆきやでした。
ここのお互いの想像が、迫るゆきやと迫られるみくで繋がってるのいい。そしてみくの首筋が…エロい!(ドストレート!)

みくはゆきやに一途なんですけど、これだけのヒロイン力を持っていて他の男子がほっとくわけないんですよ。というのを正面から描いた今話。
みくとゆきやはお互いに「愛してるゲームだけが今の二人を繋いでいる」と思っているところがあって、学校では陽キャグループといるみくと、ぼっちっちなゆきやという格好なんですが、そこに一歩踏み込んでくる存在はいなかったわけですよね。
しかし今回、露骨にみくを狙うような素振りを見せる山吹が登場して、ついにうかうかしていられなくなったゆきや。

今後の展開から目が離せません。
ということで、みんな大好き胃がキリキリな擬似恋人編スタートです!

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