愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。第十九話。
一日一話、愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。今日は第十九話「幼なじみは、他にも…?」です。
開始3ページでニヤケが止まらない。
新章の開幕は梅雨の雨から。
空、紫陽花、傘と視点が移り、大きく息を吐くみく。チャイムを鳴らす前の手の動きを入れる細かい描写が緊張感を伝えてきます。
朝早くのみくの訪問に驚くわかな。ゆきや母もお出迎えします。
みくの「おはようございます。」だけで「ピーン」と全てを察するところはさすがです。
「みくちゃん、ゆきちゃん起こしに行く?」というゆきや母に、嬉し恥ずかしな様子で
「え…えへぇーっ!いいですかー!?」
「そういうのちょっとやってみようかなーって思って!!」と答えるみく。
ゆきや母も「わかるわかるー!!行っといで!!」と後押しします。
なんかここのやり取りたまらんすな。親公認な感じとか、快く受け入れられて嬉しそうなみくの反応とか、可愛い。
えへえへえへしながら「おじゃましまーす!」と階段を上がっていくみくに、「あの二人やっぱりいい感じなの?!」と目を輝かせるゆきや母と呆れた様子のわかな。
階段を上がりながら
「あんな事があった今なら…っ、できる!!」
「可愛い幼なじみが起こしに来て…ドキッとしない男子おらんやろ!!」
と力強く語るみく。決断力と行動力がすごい(笑)
いざ部屋の前に着き、覚悟を決め、むふむふしながら入ると、そこにはゆきやの無防備な寝姿が!
ここのみくのリアクションも可愛いな〜。
寝顔だけでなくお菓子を食べた形跡にまでときめけるの恋する乙女のなせる技!
やっぱみくってゆきやのことを思っている、好きでいる時が可愛くあるべくして一番可愛く描かれていて、とても良い。
そばに座り恐る恐る手を伸ばすみく。脳裏を過るのは強気抱き寄せられたあの時の記憶。思わず手を引いてしまう。
こういう細かい描写に心境が乗せられていて良いよね。
そうこうしているうちに目覚めるゆきや。
起きて目の前に大好きな幼なじみいたらマジで焦る(笑)そんな二人のドタバタを聞きながら楽しそうなゆきや母とわかなの対比がいい味出してますね!
そして家を出る二人。外は雨。
となればみくは相合傘を仕掛けます。さらに腕をぐいっと引き寄せ密着!これは思春期男子にはクリティカルヒットやろなぁ(笑)
やられっぱなしなわけにいかないゆきやは、肩をグイッと抱き寄せます。反撃の火力がエグい。
もうあんなことがあった後の二人、完全に距離感がバグってますね。
湿気と体温で火照る身体。雨でじっとりとした肌。
梅雨時期の相合傘は愛がないとできないが、至高の愛の証ともなる。
そんな二人に呼びかけるのはなっちゃん!まさかの蛇の目!さすがのセンス。
なっちゃん登場に駆け寄るみくと、慌てて右腕をしまうゆきや。お前…今さら隠したところで後ろ…。
雨に濡れた左肩に物悲しさを感じるゆきや。するとなっちゃんがナイスアシスト(余計なお世話)を披露しようというところでみくの「なっちゃーん!!」が発動(笑)
雨でこの距離で「きこえねーよ」と言いつつ、ちゃんとテレパシー出来てるあたりはさすがです。
いつか堂々と相合傘できるといいね。(今もしてるっちゃしてる)
そして生徒総会。妄想の世界に入るゆきや。どのみくも可愛い。
夏に向けての決心をし、後ろを振り向くと目が合い恥ずかしがる二人。ウインクを送り合っているところにカットインしてきたのは生徒会長!きましたね!
白百合の花言葉は「純粋・無垢」百合としては「威厳」なんかもあります。凛としてカッコいい生徒会長らしいです。
放課後、みくの方から絡みに行き、踊り場に来た二人。いつものようにゲームをしていると、後ろに冷めた目で二人を見やる風音の姿が!
こ、怖い…(笑)
二人揃ってびくびくし怯え切っています。
「学校帰りに相応しい行為には見えないけど。」と言う風音に、「ちょっとした遊びの延長ってゆーか…」と弁明するみく。
しかし風音は「知ってる。」と何やら訳知りな様子。
「なんで知ってるんだ?」とヒソヒソする二人。いやそりゃあんだけ堂々とやってりゃ目撃者ぐらいいても…というところですが、それにしても詳細に現場を押さえている風音。
「明日じっくり聞かせてもらうから、」と告げ去る風音に「明日絶対怒られるぞ。」と焦るゆきや。しかしみくは
「先に始めた私が悪いから、ゆきやが何か言われても、私が守ったげる。」と伝えます。もう優しいとか思いやりとかいう次元じゃないみくの母性。一方風音も何やら「幼なじみ」に思い入れがあるようで…。
前話でステップアップ(?)した二人、今話では冒頭から一気に距離感の近さを周囲にも見せつけていきましたね!
朝早く起こしに行くとか、相合傘するとかもうたまらんシチュエーションの連続でした!
そして登場した生徒会長・白百合風音。最新番外編「EXTRA GEMA7」にも登場しましたが、今後の動向から目を離せないキャラの一人が登場しましたね。
気づいたら次話20話…。近づいてきました。
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