愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。第八話。
一日一話、愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。今日は第八話「幼なじみはなんでもする」です。
デートの翌日、ドッパァァンするアトラクションの写真を見せながらおばあちゃんにデートの報告をするシーンから始まります。
2ページ目上のコマ、仏壇の周りが綺麗に整えられながらも卒業アルバムや卒業証書、折り鶴などが供えられていて、いつも丁寧に手を入れているんだなということが感じられて好きです。
ティアラを送られた時も「待ってこれは恥ずい!!」と即自分で外したものの、「ティアラだよ?やばくない?」と報告する姿は笑顔でとても幸せそう。こういうコマのみくの笑顔が一番好きかも。
ただその後抱き寄せられたことや、キスシーンに貼られた付箋を思い出し身悶えするみく。お線香をプスプスしながら
「キス…しようとしてたのかな…」
「全然好きじゃない人に、…すると思う??」
「ゲームに勝つためだけ…だとしたら…なんかぁ〜やじゃない〜?」←こういうところに布石を打っていくスタイル、作者の構成力が光りますね。この先の展開を知っていて改めて読むと少しドキッとさせられます。
「もし…そんな空気になったら…どうしよう〜…」と言いつつも「真意はゆきやにしかわからないよね…」と気合を入れ、掃除終わりのゆきやを直撃するみく。
一方ゆきやも「デートが失敗だったかな〜引かれたかな〜」と反省中。キスシーンも予習はしたものの「俺にはハードル高かったな…」と内省するゆきや。
みくを抱きしめた時のことを思い返しているとそこにみくが!
みくはみくで話しかけたはいいものの、いざ本人を前にするともじもじはくはくしてしまいます。
ここの表情の変化や仕草可愛いですね!
当人はそんなことを言ってる場合ではなく、視線を逸らすと色々な思いが湧いてきてしまいます。切ねぇ!!
そして絞り出したのは「愛してるゲームのルールについての確認なんだけどさぁ!!」←すごい頑張って言った感じ、いい。
「なんでもって…どこまで…?」と今更聞いてくるみくに、ゆきやも動揺している様子。
「どこまでってのは…ないんじゃねぇの?」と返すゆきやに
「大好きな人同士がする…ような事も?」と恐る恐る聞くみく。ここの表情俯き加減で絞り出すようで切ないよね。好きだけど辛い。
それにゆきやは「そりゃ…するだろ。」と。まぁこう言わないとね、ゆきや的に今後の関わり方に影響しそうだからね、「大好きな人同士がするようなことはしない」って実質(別の意味で)敗北宣言のようなものだからね。
でも…みくは「あ…へ〜…」と言ってチクリ…。
「ゆきやは好きじゃない人ともそういう事できちゃうんだぁ?」と続けるみくに、
「お前にだから、できるんだよ。」
「お前意外となんて…できるわけないだろ。」
↑これね、もう「あなたのことが好きです」って言ってるようなもんじゃん!って思ったよ。
それはみくも同じで心臓の鼓動が高鳴りますが…
「『お前と』愛してるゲームをしてるんだからなっ。」と言われた時の、鳩が豆鉄砲を食ったような顔!
さらに
「好きとか嫌いとか関係なく相手に愛してるって言うゲームじゃん…」
「ふんっ、ドキッとしたか?」
↑ここ(13ページ中段コマ)ゆきや史上一、二を争うウザい顔!(笑)
これにはみくも顔を真っ赤にして「ぁぁああああああウッザアアアアア!!」とプンプンの表情。
「どぉ〜せヘタレて大した事する度胸無いクセに、」
「ゆきやのくせに生意気!!」
とお怒りの様子。そらそうよ。
「別にゆきやのことどうこう思ってるわけじゃないけどぉーっ」とカウンターを入れつつ
「ほんとーに…なんでもしていいんだよね?」
「ほんとのほんとに…?なんでも?」と聞くみく。
「あぁ…なんでもな。」と返すゆきや。
そして脳内で「なんでも」な妄想が広がる二人。
「なんか変な妄想しちゃってる?」と煽るみくに、「そんな発想に至るお前の方が、何かやましい事でも考えてたんじゃないか?」とそっけない態度を取るゆきや。
その態度にみくは、
「なんでもって事はさ…こういう事もしちゃうって事だからね?」と徐に近づき、まさかの恋人繋ぎ!
頬を染め明らかにドキッとしているゆきやも負けじと反対の手を繋ぎ反撃。
そこに他の生徒の話し声が聞こえ、バランスを崩す両者。そして壁ドンのような体勢へ。
慌てて離れるゆきやと、そんな様子に可愛く笑うみくの姿が可愛い今話でした。
いや〜実際どうですかね?(笑)
前話まででゆきやプロデュースのはちゃめちゃデートを経験して、二人の距離感がどう変わっていくのかというところでしたが、変に距離が近づいたが故にバリバリに意識してしまうみくの姿が可愛かったです。それはゆきやも同じで「昨日のデート失敗だったかな〜」と一人反省会をする気持ちは痛いほどよくわかります(笑)
「なんでもする」と確認し合った二人の今後が楽しみですね!