
自己紹介
初めまして月経ジェントル研究所、所長のきょうへいです。
1982年生まれ、深田恭子さんや、小栗旬さんと同い年です。
大阪出身で、大学を出て、約13年間、とある農業の会社で働いていました。
農産物の生産だけでなく、食事や体験まで提供する面白い会社です。
私はここで、日本の農耕の事、自然や環境の事、仕事や人との向き合い方を学びました。
主な業務内容は、畑仕事と、接客、体験のインストラクターでした。
仕事で一番やりがいを感じたのは、日々の業務の中で知り得た、野菜や食、健康の知識を、体験を交えながら、お客様に伝える事です。野菜ソムリエの資格を持っています。
やってる事
ある時、お付き合いしている女性が、生理の激痛が原因で、救急車で運ばれました。
普段は、誰よりも元気な彼女が、生理の時だけ、なぜこんなにも苦しまなければいけないのか。「生理」って、一体なんなんだろう、と疑問に思ったところから、私の活動は始まりました。
それまで、ぼんやりとした存在だった「女性の生理」が、自分で調べるうちに、はっきりと、大きな「社会問題」として浮かび上がって来ました。
以前、ある女性活躍増進を扱った番組で、堀江貴文さんが、女性の役員の数が、増えていかない現状の問題点について意見を求められていました。ズバッと一言で
「生理じゃない?」
と言っていた事が、突然頭の中にフラッシュバックしました。
私は、仕事で、野菜や食について伝えていたように、今度は、生理の事を、周りの人たちに伝え始めました。
最初はみんな怪訝な顔をします。予想外に、男性の口から生理について語られるのですから、無理もありません。
しかし、真剣に話せば、最後には必ず、大切な事を言っている事を、わかってくれました。
自分はこれを「やるべき人間」なんだと、感じるようになりました。
つまり、
生理について正しい知識を学び、女性に紳士的に寄り添う方法を考える
という事です。
生理の難しさ
生理は非常に難しい問題です。
この「難しい」には、二つの意味があります。
まず、「仕組みの難しさ」、そして、「伝える難しさ」です。
仕組みが難しい
生理は、子宮、卵巣、脳でホルモンや神経信号がやりとりされ、人間の妊娠の仕組みを支える、巧妙なシステムです。
その仕組みは人類生誕以来、ほぼ変わっていないと言われています。
しかし、生理の仕組みが、科学的に解明されたのは、まだほんの6〜70年前という事をご存知でしょうか。
我々人類が誕生してから数百万年、誕生から現在までを24時間で例えるなら、まだ約1〜2分しか経っていない、と言えます。
それほど、複雑で、謎めいた現象だったという事でしょう。
そして、まだわかっていない事もあります。
(例えば、子宮内膜症の原因や、そもそもヒトに生理が何故あるのか、という事など)
結果、生理は長い間の迷信や、偏見によって、様々な誤解がいまだに残っています。
伝えるのが難しい
生理は個人差のある問題です。
・痛みの大きさ、感じる場所
・吐き気や、だるさ、眠気など痛み以外の症状
・本人の捉え方(初潮までにどんな性教育を受けたかでポジティブにもネガティブにもなると言われている)
など、個人の差もありますし、同じ人であっても、毎月症状や重さも変わります。
そして、そもそも、子宮を持たない男性と、子宮のある女性との間に、大きな認識の個人差があります。
定形文では、表現しきれない、難しさがあるのです。
生理を理解する3つのフェーズ
そこで、この難しい生理を段階的に理解していくために、まず生理理解の段階を3つに分けました。
月経ベイビー
・ほぼ生理の知識がない。
・性教育もしくはそれに準ずる経験をした事がない。
・生理を茶化す男子。
・男兄弟、男子校、彼女いない歴=年齢な男性。女性との接触がほぼない。
・生理の血が青い、タンポンを使用している女性はみんなSEXの経験があると思っている、などの誤った情報を信じている。
・初潮を迎える前で、知識のない女の子もここに含まれる。
月経ヒューマン
・生理の時、何が起きるかだいたい言える。
・使用済みナプキンを見た事があり、生理について女性と話をした事がある男性。
・大部分の女性と、何かのきっかけで生理を知るチャンスのあった一部の男性がここに含まれます。
月経ジェントル
・生理の仕組みを、正確に説明できる。
・紙ナプキンやタンポン以外の生理用品を知っている。
・防災グッズに生理用品をいれるという発想がある。
・彼女の生理周期を把握してデートプランを立てている。
・正しい知識を元に、自分から動ける。行動にあらわせられる。
この世の生理問題を解決するために
私は世の中の、主に男性に向けて、まず上記3つのフェーズの、どこに自分はいるのか、を理解して頂く活動をします。
そして、より上のフェーズへ進んでいくための学びのサポートを、行っていきます。
具体的にやっている事
生理教育ボードゲーム会
生理理解の入口として使えるツール、その名も『つくよみゲーム』というものを創りました。
生理周期をベースに、期間に合わせて適切な行動を示すことで、ポイントが入ります。
真に女性を理解して行動できる男性を増やすことが、男女ともに幸せな関係を築ける社会の実現に結びつくという事を、より多くの人へ伝えるためのゲームです。
定期的に、オンライン、オフラインでゲームルールや生理についての説明を交えながらワークショップとして開催しています。
シェアハウスでの懇親会や企業内でのセミナーツールとしてご依頼も頂いています。
生理教育セミナー
私が学んできた生理の知識を、単なる性教育の範疇に捉われず、生物学と人類史の観点からわかりやすく伝えます。
月経ジェントル養成講座
私が日頃から実践している、異性に対するジェントル精神を、真に理解していただく、男性向けの講座です。前述した、生理を理解する3フェーズの最上級。「月経ジェントル」を目指し、全10回のセミナーを受講して頂き、実践レクチャーとアフターフォローも行います。
受講後、試験合格者には月経ジェントル認定バッチと、つくよみゲーム会の認定ゲームマスターとして、認定ゲーム会を行う資格が与えられます。
まとめ
男性が生理を理解すれば社会は変わる。
誰もがハッピーに生きられる社会を共に実現しましょう!
いいなと思ったら応援しよう!
