人生の一貫性
社会人1か月目が無事終わりました。
22年の田舎暮らしで、「退屈な日々ややりたくないことをしている時間に、自分で楽しみを創り出す才能」が育ちまして、それが社会人になっても発揮されています。頭がお花畑で良かったと思います。
入社して2週間は毎日泣いていて、泣き疲れたのを利用して寝ているほどでしたが、今となってはあれは何だったのだろうと思います。
“永遠の思春期”なので、一生“多感な時期”なのです。
社会人をしていると、ふと就活をふり返ることがあります。
今なんかは特に「なんでうちにしたの?」と度々聞かれるからです。(これ本当にやめてほしい)
その中で、「継続」や、何につけても過去の経験との関連性を求められるのが苦痛で仕方なかったのを思い出しました。そのときはそれに興味があったから、以外に理由なんてない。継続も大変だけど、新しい環境に何度も飛び込むのもそれなりに大変だぞ、と思っていました。
転職するとき、たいてい前職での経験が問われると思います。大きく異なる業界への転職は難しい(らしい)。
そうなると、1回目の就職でその後が左右される、だから新卒カードは大事、みたいなの、んぁあああああああ~~~~!!!!ってなるんですよね。
「人生これから」という歳で、もう美しく整ったキャリア・ライフプランを立てないといけないの、なんだかなぁと思ってしまいます。つまんない。
だって色々やりたいんだもん!!!
たとえばですが、私は普通の会社員をしながら、裏ではこっそりYoutuberとライターをやっていて、仕事帰りは1時間ジムに通って、休日は紅茶と茶道とバレエを習ってます♪みたいな大人になりたいし、3年会社員をして、2年大学に行って、卒業後は全く別の業界で専門職になって、海外留学して、起業とか、そういう人生が面白くて豊かだなと思います。
大学ではイギリス文学をやっていましたが、さらに知識を深めたいという気持ちもありますし、建築や心理、経済など全く別のことにも、同じくらい関心があります。
色々なことに同じくらいの熱量で興味があって、どれも捨てがたい私だから、そんな一貫性を求められても困る。それはそれ、これはこれ。
才能と適性がバチンと合ったものに出会えたら、天職だね!極めよう!ってなればいいじゃん、と思うんですよね。
いつも色々な脳の使い方をしたいし、思考の向かう先が沢山ある状況の方が、私はストレスが少なく感じます。
私は海外のプレゼンやスピーチを見るのがとても好きなのですが、その中でも好きなのがスタンフォード大学卒業式でのスティーブ・ジョブズ氏のスピーチ。かなり有名ですよね。
私の価値観は、彼が一つ目の話として語っている「点と点の繋がり」の話を出せば、簡単に説明できます。
ただ好奇心に従って手をつけた全く関連のなさそうな物事が、後になって不意に繋がる。その瞬間が人生の喜びだと思うし、そういうところからイノベーションというのは起こるんじゃないの!?と思います。
全く関係のない物事でも、根本の部分で共通することがあったり、一方にとって実は1番必要な視点だったりするのです。
私はかけ算が好き。
いいやん、引き出し増やしてるだけなんだから。怒らないで、、、!
マルチポテンシャライトという生き方
その道のエキスパートが登壇して興味深いプレゼンをする、皆の憧れ(?) TED Talksの中でも有名なプレゼンの一つ、エミリー・ワプニック氏の「天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう?」をご存じでしょうか。
私はこの動画に出会ってから、将来に対してポジティブな感情を持てるようになりました。
彼女の語っていることを、非常にわかりやすくまとめていらっしゃる方がいたので、確実にこちらを読んだ方が早いです。
「マルチポテンシャライト」とは、直訳すると「多くの潜在能力を持つ人」のこと。様々なことに次々と興味が移っていくという特徴があります。
これは私の意見ですが、単に流行りもの・新しいもの好きな、いわゆる“ミーハー”とは違って、あれもやってこれもやりたいというような知的好奇心の強い人、という意味での「次々と興味が移っていく」人だと思います。(似て非なるものですからね)
傍から見ると飽き性で継続力のない人。tkskkdさんのお言葉を借りれば「器用貧乏」です。エミリー氏も述べているように、本人も「何一つ継続できない自分はダメ人間だ」と自己嫌悪に陥ってしまいます。
「あれ、自分もマルチポテンシャライト、、、?」と思い始めた方のために、自己肯定感の上がる記事を貼っておきます。
一つのことを極められる性質・才能があるように、様々なことに興味を持てること、そしてそれぞれに対して熱量を注げることも才能です。
継続力がないと病むよりも、その才能を伸ばした方がいいのです。数十年生きて「極める力」が身につかなかったのなら、もうその性質は自分には備わっていないのだと、私はもう諦めました(笑)
私たちの性質の行きつく先は、レオナルド・ダ・ヴィンチなのですから、、、!(発明、絵画、彫刻、建築、科学、音楽、数学、工学、文学、解剖学、地質学、天文学、植物学、筆記学、歴史学、地図学、そのすべてで功績を残している)
風の時代のZ世代社会人
私は今「社会人」という長丁場ステージに立たされ、その間は「キャリア」なるものについて考えなければなりません。
今は時代の転換期だと思います。そして「風の時代」というワードは広く浸透してきたように思います。
その中で、私はいわゆるZ世代のお姉さん組で、従来とは大きく異なる価値観を持つとされている世代です。さらに数年後には、そのZ世代が社会を動かす真ん中世代になっていきます。
そのため、これからは世間のキャリア観も変容していくと思いますし、もっと自由なキャリア形成が可能になると期待しています。一方で、これまでのように組織に守られなくなり、より実力主義になって、逆に厳しいシステムになるかもしれません。
いずれにしても、私はこの「割と何でもありな時代」に生まれたことをラッキーに思い、“新時代っぽいキャリア”を築いていけたらな、と考えています。ちょっと人生楽しみ。
いやぁ、そもそも人生が一つじゃ足りない。
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