なんかここ数年割とよく「塩梅」という言葉を使ってしまう。辞書を調べると、
料理の味加減。
(一般に、物事の)ぐあい。ほどあい。
と書いてある。
塩梅を整える作業
こういう作業が好き。昔、アニメーションさせるプログラムを書いてるときに、時計というルールの中でパーティクル的な動きをいろいろ模索してた時がある。そんなときに、一つの思いつきで絶対にこれは面白くなると予感して、ワクワクしながらコーディングしたことがある。で、完成して動きを見たんだけど、「え、全然面白くも美しくもない!」ということがあった。「はー、これはボツだな」とがっくりしながらも、諦めきれずなにかいろいろな調整をしていた。すると徐々に魅力的な側面が見えてきて、気がついたら割といい感じに仕上がっていた。
これの作業を通して思ったのは、「アイデアはイマイチでも塩梅を調整するとそれなりになる」ということなんだけど、それは言い方を変えると「塩梅を調整する前に諦めてはいけない」ということでもある。
なんともいい塩梅
目指すべきはこれだと思う。絶妙とも言える塩梅がある。はず。